本日の日経平均は、49円高・22,799円と小幅高で引けた。
前ページの「相場所感及び先物・オプション手口」にも記したが、引け際の急伸は上海総合指数の反発を要因としていると見ており、実質は前日同値またはダウ平均並みの小幅安の雰囲気と見ている。
日足チャートでは、引き続き実体部分の短い足が連なっていることや、ダウ平均の停滞に反して上昇している点が気になっている。
本日、先週末段階の投資主体別売買動向が公表されたが、海外投資家が現物・先物合わせて1.2兆円を買い越しており、これが先週(10月第3週)の693円高の原動力となった。
(ただし、今週の海外投資家については週後半に入り先物がやや売り越し基調であるため、先週ほど大きな買い越しにはなっていないと思われる)
また、日経平均日足チャートではMACDが気迷い気味にヨコヨコとなっているのに対し、日経平均CFD240分足チャート(下図)ではMACDが価格の上昇に反して下降する逆行現象が現れており、その点では警戒を要する。
なお、昨日、ブルームバーグが「日銀、今月決定会合での追加緩和見送りを検討」との観測記事を配信しており、筆者も同様の感触を抱いており、おそらく来週末の日銀会合では「現状維持」となると思われる。
一方、来週の米FOMCでは0.25bpの利下げ見通しが大勢を占めており、昨夜の「9月耐久財受注」も市場予想から下振れしており、ここのところの米経済指標に弱含みが目立つことから、利下げに傾く可能性も考えられると筆者も考えを改めつつある。
ただ、このように経済指標の悪化を元に利下げした場合、市場は景気後退を強く意識することになり、「利下げ=株高」の構図が崩れることになりやすい。
足下でのダウ平均の弱含みは、この景気後退懸念を織り込みつつあるのかもしれないが、利下げの事実を以て出尽くしにはなりにくいと見ている。
なお、仮に利下げせず「現状維持」であったとしたも、弱い経済指標の元では逆に失望感から株安となることが懸念される。
足下のオシレーター系指標の上昇に加え、これらのことから、足下の日経平均の上昇には乗りにくいと見ている。
※20:30追記(補足)
ダウ平均は、直近4営業日でほぼ同値を維持しており5日線を捉えていることから、本日については小幅上昇を予想している。なお、5日線は横ばいのため、本日のダウが上昇することができれば、5日線が上向きに転換する可能性があり、目先、27,000ドル手間まで戻し来週水曜日のFOMCを待つ可能性もある。
この場合、日経平均はもう一段の上昇を試す可能性があるが、買いの局面ではないと見ている。(来週の予想については今夜のダウや為替の動向を見て再度考察する)