2019-10-05

ダウはどこまで上昇するか:来週のダウ平均予想(10/5)

ダウの上昇は自律反発?

注目の米雇用統計は雇用者数が市場を僅かに下回り、平均時給も弱い結果となったが、失業率の改善や前月の雇用者数が大幅増加に修正されたことを好感し、+372.68ドル高・26,573.72ドルと大幅上昇で週を終えた。

しかしながら、これらの解釈は「良いとこ取り」であり、結局のところ、ISMの悪化で大きく下落したため、雇用統計では材料出尽くしとなり、売り方の買い戻しを誘ったと見るのが妥当と思われる。

なお、昨日が記した「昨夜の下ヒゲローソク足が市場の方向性を示すシグナル」の筆者予想が的中した。

ダウの日足チャートをを見ると、昨夜の陽線が直近の窓開けを埋めており、ここを目指して上げたものと見る。

ローソク足は丸坊主の大陽線でとなっていることから、目先は買い方優位の展開が続くと見ている。

MACDもシグナル線をまだ上抜いておらず陽転の兆しで終えているが、足元の勢いからは陽転に至ると見ている。

目先の上値目処としては、直近の高値を結んだ上値抵抗線が下りてくる価格と上向きの25日線が交差する26,800ドル手前が第一抵抗線と見ている。

ここでMACDがゼロラインを超えて来るようであれば上値抵抗線を上抜くことが出来るが、もたつきを見せるようだと、自律反発が終了となるか、もみ合いで次の展開を待つことになる。

ナスダックの切り返しが焦点


なお、ダウが本格反騰に向かうためには先行して下落しているナスダック総合指数の復調が必須である。

ナスダックは、今回の安値が8月安値に並んでおり押しが深い。

今回の反転は、8/5の直近の最安値にほぼ並んだのタイミングで買い戻しが入る正常な反応となっている。

ただ、押しの深さは需給の悪化を意味しており、MACDに反転の兆し(ゴールデンクロス)が見えるものの、25日線と75日線が8,050ポイント付近に重なっており、この価格帯に向けての上値は重いだろう。

ナスダックの弱さは言うまでもなく米中貿易戦争の長期化が要因として挙げられる。

10日からの米中閣僚級協議や15日からの対中関税発動で良い兆候が見られれば25日線と75日線が重なる8,050ポイントを上抜くことが出来ると思われるが、現段階で米国側が中国の要求に歩み寄るかどうかは難しい方向に近い未知数であり、目先の上目目処と見ておいたほうが良いだろう。

まとめ


来週のダウ平均の上値目処は26,800ドル付近、下値目処は順当であれば26.400ドルであるが、テクニカルな自律反発と思われ、本格反騰はまだ先と見ている。また、引き続き米中貿易交渉関係のトランプツイッターに振らされそうな予感がする。

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