基本的には「長期上昇サイン点灯か?:中長期の日経平均予想(19/9/22)」に記しているとおり、日経平均は強い上昇波動に入りつつあると見ているが、その大きさゆえに、下値からの上放れには時間と相応のもみ合いが必要と見ている。
先週の週足は綺麗な十字足を示現しており、出来高も急増している。
直近の上昇に対しては疑心暗鬼から出来高が膨らまないまま売り方の買い戻しで指数が上昇し、先週の窓開け上昇により売り方の買い戻しや買い遅れ組による買いに対し、売り方の攻防の結果、出来高急増となったと思われる。
価格が動くことなく出来高だけが膨らむ十字足の示現は気迷いを示しており、短期的な転換点になった可能性がある。
また、今回の上昇の起点となった8/16の20,418円(終値ベース)を始点とするN字波動による高値は23,071円が想定される。
したがって、先週のザラバ23,000円乗せで目標達成となったか、想定どおり23,071円の終値を達成して短期調整入りする可能性がある。
米国市場も先週末でFOMC、雇用統計と大型金融イベントを消化しており、残るは50ドル余に迫ったダウの最高値更新を達成すれば、次第に手がかり難から調整の動きになると見ている。
予想どおり調整入りとなった場合は、直近の調整値幅は13週・26週・52週線に支えられた-669円であることから、10/31終値22,927円-669円=22,258円が計算される。
週末時点の25日線は22,187円であるが、日々上昇しており、今週の25日線は22,300円近辺となることから22,258円までの押し目は妥当な線である。
この22,300円近辺で、もみ合いとなって再度上を目指すか、さらに下押すかが課題となってくるが、筆者の予想としては下押す可能性が高いと見ている。
25日線までの押し目では、もみ合うとしても、やや値幅不足であり、今週がSQ週であることや低ボラでは先物・オプション筋の利益が限られるため、再度52週線・21,300円前半までの下落もあり得ると見ている。
むしろ10月の上昇が、出来高を伴わない先物主導の窓開け上昇であることから、再度、先物売りによる「行って来い」の下落と見るほうが現実的と思われる。
したがって、筆者は11月相場を値幅調整と予想している。
なお、冒頭に記したとおり、基調は強力な上昇相場であることから、値幅調整後は急速に買い戻される展開を想定しており、早ければ11/18週~11月下旬の反転上昇を想定している。
(今週の日経平均予想については、いったん上の可能性も残っており、週明けの為替及び海外市場の動向を見て、明日のアップを予定)