三桁の上昇も前ページの「先物・オプション手口」に記したとおり、売り方の買い戻しによるものと思われ、5日線に20円届かずに引けている点からも買い方の手によるものではないと推測され、直近の下落に対してのテクニカルリバウンドと見ている。
昨夜のダウ平均は、筆者予想の「直近のもみ合い継続か、いったん下に振れる可能性」のとおり、-1.63ドル安のもみ合いとなった。
今夜のダウについては、日経平均が本日0.7%上昇したのに対し、19:00現在のダウ先物は80ドル高・0.29%の上昇にとどまっており、先週末の終値比では100ドル程度上昇しており、週末要因も加わり上値は重くなると思われる。
既定路線は25%関税の発動であるため、この段階で税率引き下げは考えにくく、「先送り」か、いったん「12/15発動」と発表した上で、その後の米中交渉の進展に合わせて発動時期を延期していくと見ている。
おそらく、「悪いニュースは米国市場の引け後」の例にならって、今夜の米国市場の引け後または土日に何らかのリリースを出すと思われ、週明けの日経平均の波乱要因となり得る可能性がある。
ただし、自動車関税については、中国のみならず欧州や日本を含んでいるため扱いにくい面があるため、「私の胸の中にあるが今は言わない」等の煙に巻く発言で、表明を先延ばしにすることも考えられる。
(欧州や日本の反発を考えた場合、12/15発動を宣言したとしても、結局は先延ばしとなる可能性は高く、米中協議の合意の目処が付くまでは、対中強硬路線を貫くためにも「言わぬが花」かもしれない)
さて、来週の日経平均は、トランプ大統領が自動車関税をどのように扱うのか、また、即座に緊迫化するとは思わないが台湾情勢も懸念材料となる可能性があることに加えて、決算発表一巡から手がかり難も想定されることから利益確定売りの流れになると見ている。
決算発表についても、筆者は良いという印象を持てず、証券筋の常套句である「悪材料出尽くしで上昇」も一息といったところだと考えている。
ただ、週末に特段の材料が発生しなければ、テクニカルから、もう一段の戻りも期待できるが23,500円を超えるのは難しいと見ている。
また、日経先物も時間外ながらも安値切り下げとなっていることも弱気に見ている理由であり、来週は直近窓埋めの22,850円を試す展開になるのではないかと予想している。
来週の日経平均については、今夜の米国市場や週末の香港情勢(今週末はまだ動きはないと思われるが・・・)等を確認後、再度考察することとしている。