2019-11-22

相場所感及び先物・オプション手口考察(11/22)

相場所感


本日の日経平均は、昨夜のダウ平均が小幅安で返ってきたため小安く始まったものの、買い仕掛けにより+150円ほど急伸し、その後はダラダラと下げ、大引けは半値押しの+74円高・23,112円と上昇を維持して週を終えた。

昨日「本日の乱高下によって調整ムードが高まる展開は免れる可能性がある」と記したとおり、方向感のないもみ合いとなった。

やはり、昨日の大がかりな乱高下によって一時的に需給の乱れが生じており、目先は同様のもみ合いとなる可能性を感じる。

先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)


データの集計方法 → こちら

ABNアムロのオプション手口を検証する。

コールオプションについては、本日も引き続き24,000円付近のコールオプションを大幅に買い越している。

筆者の日々集計による建玉は24,000円コールが4,626枚と超大口となり、24,000円前後の買いを含めると1万枚近くの買い建玉となっていることに加え、対するプット買いがなく、かなり強気の買いポジションとなっている。

ただ、24.000円前後の価格帯については過去2週間の残高報告の対象から外れており、あからさまな強気買いを見せている点には注意を要するかもしれない。(確固とした買い材料を持っている)
一方、プットオプションについては引き続き足元の価格帯23, 000円を買い越している。

プット23,000円については先週末段階の残高報告対象(囲み罫線)となっていたことから、足元の建玉であるロングプット2,455枚については実態に近い数字である。

本日の先物手口及び建玉残については以下の表のとおりである。



買い方であるソシエテが3,988枚の大口を買い越している点が目を引く。

ソシエテは4日連続の買い越しとなっており、11/8に利益確定売りを出した8,997枚分をそっくり買い戻したことになる。

ゴールドマンサックスも1,883枚を買い戻し、建玉を-2,643枚とニュートラルに近づけているが、現時点ではリスク回避の買い戻しである。

なお、野村證券は本日の上昇局面では売り買い交錯の差し引き152枚買い越しとなっており、これまでの売り一辺倒からの変化が見られる。

※「今後の日経平均予想」については作成次第アップ予定

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