日経平均の日足チャートでは、本日のローソク足は上ヒゲ陽線となっており、5日線に頭を抑えられた形状となっている。
ただ、昨日のローソク足の実体部分の安値を割り込んでおらず、昨日と本日のローソク足を組み合わせると陽線となり、短期的な下値サポートラインが出来上がっており、目先は直近下落の高値を結んだ上値抵抗線との間で新たなトライアングル(三角保ち合い)を生み出している。
昨日の乱高下が大きな値幅を伴ったものの、本日、買いが優勢となって週を終えたことから、目先は新たな三角保ち合いとなる可能性が生じており、目先的には上値抵抗線の23,300円付近を試す可能性が生じている。
これは、来週の米国市場は11/18(木)が休場、11/18(金)が短縮取引となることから、実質的には月曜~水曜の週3日取引となるため、米国市場に大きな値動きを期待することができず、保ち合い継続になりやすいと見ているためである。
また、米中交渉については昨日大きく材料視されたばかりであるため、仮に続報があったとしても焼き直しに過ぎない範囲と思われ、市場を動かす材料の提供はもう少し時間を経る必要があると思われるからだ。
その意味では、来週は動意に乏しい1週間になるかもしれない。
ただし、本日確定した日経平均の週足では11/8に天井を打ったことが見て取れ、新たな三角保ち合いが煮詰まりは高値圏での膠着時間の長さを意味する。
再来週の12月相場は12/2(月)から始まる2日新甫となり「二日新甫は荒れる」の相場格言とも一致する荒れた相場展開を予想している。
なお、今夜のダウ平均については、3連敗後の週末となることから3分の1戻しの80ドル高~100ドル高を想定している。
いずれにせよ、来週の日経平均予想については、今夜の米国市場の結果を受けて再考することとしている。