昨夜のダウ平均も+30ドル高と小幅な値動きとなっており、本日の日経平均の上昇についての違和感は特にない。
ダウの日足チャートは、筆者予想のとおり9月中旬と同じく、大陽線の後、上ヒゲと十字足を重ねてきた。
9月との比較では、今回は中期上昇トレンドの上限まで値幅余地が残っているため、9月同様に現水準から下落するかどうかはわからないが、上値が抑えられる傾向はあると思われる。
今週末は東京市場のSQが控えていることから、今晩及び明晩については小動きの展開が予想される。
ただ、トランプ大統領から米中協議の第一段階の合意の署名場所としてアイオワ州を検討しているとの発言によりダウ及び日経平均が急騰した経緯がある。
両首脳の会談日程は、11/16-17のチリAPECを念頭に進めていたことから、近日中に会談・署名をするとしたら、同日程しかあり得ないと思われることから、週末には続報が出されることになろう。
仮に、週末になっても音沙汰がない場合には市場は米中通商協議の合意を疑うだろうし、日程の都合等の理由をつけての延期も市場は悪材料と見るだろう。
これは筆者の憶測に過ぎないが、米中協議は米国側のリリースどおり順調に進んでいるとは思えない節がある。
本日のロイター電は「中国、香港社会問題への対応でより踏み込んだ措置を支持=副首相」と伝えており、この中では次の記述もあり、米中協議の波乱ネタとなる可能性があると筆者は見ている。
"韓副首相は、暴力行為が法と道徳の「許容水準」を超えたと語った"
週足確定まで2営業日あるため、今週の推移を見守る必要があるが、ダウの反転と一致せず三角保ち合いの頂点に向かっており、煮詰まった後、どちらの方向に動くのか先行きを懸念している。
日経平均については「相場所感及び先物・オプション手口(11/6)」で考察したとおり、SQまでは高値もみ合いが続くと見ている。
おそらく、金曜の米国市場の寄り付きまでにトランプツイートが出されない場合は、米国市場の大引け後の週末にトランプ砲が出されることになると見ている。
(筆者のまったくの憶測レベルであるが、来週末に習近平主席が訪米して合意書に署名する姿がイメージできない)
このほか気になっていることとして「長期国債先物」チャートの行方があるが、記事のアップ時刻が遅くなってしまったため後日記載。
※23:44追記
初動のダウは-20ドル~30ドル安。7-9月期非農業部門労働生産性(速報値)の下振れが要因か? とりあえず今のところは予想どおり9月中旬のチャート(目先は弱もみ合い)に近づいてきた。ナスダックが弱く、ダウは引き摺られる可能性がある?
※11/7(木)7:30
本日未明、ロイターが米中通商合意署名が12月にずれ込む公算と伝えた。会談場所はロンドンが候補となっているがまだ決まっていない。ソースは米政府高官。ダウは 一時-84ドル下げたが、合意の可能性があると記事には書かれており取り戻した。筆者コメントは後刻。