しかし、大引け直前に大口の買い仕掛けが入り、その後、ナイトセッションは23,500円台後半の大幅高での推移となっており、引け後の波乱となった。
上昇材料は、日本時間の引け後にブルームバーグからリリースされた「米中が段階的な関税撤回に合意、協議進展に合わせ-中国商務省」である。
その後、夕刻になってロイターが後追い記事をリリースしており、その中で情報ソースは「中国商務省の報道官の7日の会見」であることが明らかとなった。
ただ、現時点での合意事項は「追加関税を段階的に廃止することの合意」となっているが、これでは「貿易戦争は望まない」の範囲を出ておらず、従来の見解をより具体的に述べているに過ぎず、「いつ」「どのくらい」の関税を廃止するのかが明らかになっていない。
また、トランプ大統領の反応がどう出るのかわからず、関税の段階的廃止が不可逆的なものである保証もなく・・・といった具合に突っ込み処が満載であり、現状では評価しにくい材料である。
(最終的には追加関税が発動される12/15までの間に何らかの合意がされると思われるが、その前にトランプ大統領が、一度、梯子を外してくる可能性を否定できず、投資家目線では慎重にならざるを得ない)
(また、期間的にも12/15までには1ヶ月余を残していることから、それまでの間、株価を上昇させるには無理があると思われ、第二幕が用意されていると見ている)
材料が入るタイミングなどから、とりあえずは明日のSQを控えた買い仕掛けである可能性が高く、本日のダウも足元のダウ先物の+128ドル高は維持してくると思われ、SQ値は23,600円台と直近では珍しい前日比+300円高程度の大波乱で決まる可能性がある。
明日の焦点は、SQ通過後に日経平均が値を保つことができるかどうかが第一の試験紙となり、第二の試験紙は、明日の出来高(売買代金)がSQ分を除いてどれだけ膨らむかである。
先物手口では本日、超大口買い越しとなったソシエテ・ジェネラルがどう動くかである。
筆者の個人的な推測では、売り方の買い戻しだけで新規の買いが入らなければ上値は限られると見ており、買いを入れるには水準的に高い位置まで上昇している。
足元の時間外で到達している23,600円~23,700円前半が目先の高値目処と見ている。
また、暴落中の長期国債先物も、あと少しで、いったんボトムを打つ可能性がある。
ただ、来週月曜の米国市場は休場となっていることから、今回の仕掛けが米国の月曜休場を視野に入れたものである可能性があることから、
※22:40追記
明日の日足に加え、もしも明日、日経先物手口がソシエテ大口売り(野村大口買い)となれば日経平均が高値をつけた感触が高まる。GSが買い越しに転じていないことやCスイスの建玉残が横ばいであることも未だ本格上昇に移っていないように感じるが・・・。