日中の日経平均もSQ値に届かない「幻のSQ」となり、本日の日経平均終値は+61円高・23,391円とSQ値から-240円下方で取引を終えた。
幻のSQは、一般的には相場の弱さを示唆しており、相場がこれまでの方向から逆方向に転換する転機になることが多いが、もしかすると今回は一般的な解釈どおりの展開にはならない可能性がある。
理由として、まず昨夜のダウ平均は+182ドル高と大幅高となった。
9月中旬からの値動きとの相似性を指摘してきたが、昨夜は上ヒゲながらも、十字足をGUで上抜けてきており、上ヒゲながらも確りとした陽線を示現している。
現状では短期トレンドの上限と、日足の直近安値を結んだ下値抵抗線を上方に平行移動させた上値抵抗線に頭を抑えられる気配があるが、MACDは上値抵抗線を越え上値余地が生じてきていることから、上昇の流れが続く可能性がある。
週明けの月曜の米国市場は休場となることから今夜は上下ともに大きな動きにはなりにくいと見ているが、連休を前にした米国市場で顕著な利益確定売りの動きが見られない場合は、より上記の感触を得やすい。
また、前ページの「相場所感及び先物・オプション手口(11/8)」にて観測・考察したとおり、日経平均先物を海外投資家が買い越す流れが生じてきていることも、目先の上昇を示唆しているように思える。
ただ、下げ続けている長期国債先物が本日、今年の1月~5月にかけてもみ合った価格帯で下ヒゲをつけて下げ渋っており、いったんは反発に移る可能性がある。
為替(ドル円)も110円の節目を上抜くのは難しいと思われ、いったんは長期国債先物の反発(円高)を誘う流れになりやすいが、直近の下落で三尊天井を形成しており、反発もあや戻しに終わる可能性が高いように思える。
これらのことから、目先は直近の円安の巻き戻しから円高に振れるが、直近の下落が急激であるため、ボラタイルな値動きとなるが、結果的に円高は続きしにくいと見ている。
日経平均も為替の変動から下振れが予想されるが、売り一巡から反発しやすい地合が続く可能性があり、値幅については、直近で上昇した分、目先の下落の値幅は限られる可能性がある。
21:40追記:幻のSQとはいえ、先物が23,500円を超えたことにより、想定していた-1,000円を超える値幅調整は、幻のSQの後始末後に後ズレした可能性がある。
まずは、今夜の休場前の米国市場動向を見て、他の指標を合わせ週末に再考する。