2019-12-28

米株は目先堅調も1月2週に警戒か?:今後のダウ平均予想(12/28)

昨夜のダウ平均は23.87ドル高と小幅上昇したものの、S&P500は0.11ポイント高とほぼ同値、ナスダック総合指数は-15.77ポイント安(-0.17%安)と小幅下落のまちまちの展開となった。

直近1ヶ月のダウ平均1時間足チャートを見ると、大きく一気に上げては冷まし、上げては冷ましを繰り返しているが振幅の幅は徐々に狭くなっている。

MACDでは振幅の幅の狭まりがより顕著に見て取れ、上昇波動継続ながら三角保ち合いの頂点に向かいつつあるのがわかる。

あと1日~2日でMACDはゼロラインにタッチすると思われ、その後、再度小さく上昇して三角保ち合いをさらに煮詰めていくか、それともゼロラインから上下どちらかに大きく放れていくかが焦点となる。

米国市場の年内取引は残る2営業日となり、新年は1/2から開場する。

重要指標等の発表では1/3にISM製造業景況指数、FOMC議事要旨の公表が控えており、動くとしたら1/3が起点になると考えられる。

ISM製造業景況指数の市場予想は前回の48.1から49.0へと改善となっており、直近のSOX指数も上昇トレンドにあることから上ブレの可能性があると思われる。

したがって、 ダウ平均のもう一段の上昇もあり得ると見ている。

ただし、翌週の米雇用統計の市場予想は26.6万人から17.2万人への減少が予想されていることに加え、1月第2週は米中合意の具体的な内容が明らかになる頃であることや、1/11の台湾総統選挙とその後の台湾情勢が波乱の種となる可能性がある。

また、、ランプ大統領の行動パターンから署名直前での二転三転がある可能性があり、仮に新年にダウが続伸したとしても、1月第2週は日柄面・材料面で要警戒と見ている。

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