◎中期的な日経平均予想
11/10にアップした「今週及び今後の日経平均予想」から変更はなく、9月下旬の21,250円を基準とした向こう半年から一年で日経平均が7,000円~8,000円の大幅上昇となる可能性がある。
目先の動きについては、11/22の先物22,720円安値への突っ込みが尾を引く可能性があったが、その後の推移や、日々観測している先物・オプション手口からは大きく下落する動きにはなりにくいと感じている。
となれば、現在の波動(小勢波)はエリオットカウントの第3波動と推測しており、第3波=第1波×1.613を当てはめれば第3波の目標値は24,000円が想定され、24,000円到達後に第4波の調整波に移ると見ている。
ただ、24,000円を超える局面では、先物の需給動向からもう一段の上昇が想定されることから、昨年10/5の24,448円を上抜く可能性があり、その場合、第4波の調整波は24,000円が下限となりやすい。
◎今週の日経平均予想
足元では23,500円から上の値の重さを意識する場面があると思われるが、週末段階の日経平均RSIは9日が43.33%、14日が48.92%と安値圏近くまで低下しており、9日RSIについては直近の高位置98%から24営業日をかけて低下していることから日柄調整にあったと見ており、ここからの値幅調整は発生しにくいと見ている。
また、RSIの低下当初は9日RSIの低下に14日RSIの低下が追い付かない状態となっていたが、ここへ来て9日RSI・14日RSIともに足並みを揃えてきたことから、目先、もう一段の押しがあれば上昇に転じる可能性があると見ている。
今週の日経平均の下値目処は25日線23,200円~23,000円、上値目処は23,500円~23,700円と見ている。
なお、今週~来週にかけての焦点はソシエテの10万枚超の先物建玉。
筆者想定では、建玉のほとんどを3月限にローリングすると見ており、ローリングは早ければ今週半ばから始まると予想している。
仮にローリングが想定よりも少なく、ある程度まとまった枚数をSQ決済に回すようだとSQ後の波乱の予兆となる。
12月メジャーSQ(12/13)の仕掛けが上下どちらに入るかの推測は難しいが、現時点では、日々の先物・オプション手口の感触から上方向への仕掛けが入りやすいと見ている。