2020-01-24

次の上昇波動は近い?(1/24)

本日の日経平均は、昨日記した "引き続き下値は固いと予想(1/23)" どおりの展開となった。
 
また、昨晩の日経先物は、現物225のチャートに引いたボトムラインどおり23,600円で折り返しており、下げるべき節目まで下げて反発したことから、転換示唆の可能性もある。
 
通例のもみ合い局面においては、先物でつけた安値を現物が翌日、または何日か空けて再度見に行くことがままあるが、先物安値を見に行かずに上昇するケースは強い相場の表れである。
 
来週、日経平均が弱含んだ際に23,600円を見ることなく推移したのならば、かなり強いか、既に次の上昇ステージに入っていると見られ、現段階での筆者の感覚ではその可能性は高いと見ている。
 
焦点は、MACDがこのまま上方転換できるかどうかにある。
 
鍵を握るのは、本日以降のダウ平均の動きであるが、右図のダウ平均60分足チャートのとおり、昨夜の29,000ドルタッチによって、直近上昇幅1,000ドルの38.2%押しを達成しており、次の上昇波動に入る可能性がある。
 
ダウ平均もMACDがゼロラインを超えて推移できるかが焦点となる。

 
ただ、時間軸から見て、直近上昇に対する調整時間が不足しているように思える。

もうしばらくもみ合うか調整をこなす必要を感じることから、仮に今夜のダウが上昇できてもa-b-cの下落波動を描いてからの上昇開始となる可能性もある。
 
後者の場合、日経平均は24,000円手前または本日の終値である25日線にて再度足踏みをすることになる。
 
先物・オプション手口についてはブログ「先物・オプション手口分析」に先行アップしているが、次のとおり再掲する。



ゴールドマンが売りに傾いているように見えるが先日考察したとおり、TOPIX先物の3万枚売り越しは現物との両建てと考えられ、実際の売り越幅は小さく、引き続き、海外勢の買い越し・本邦国内勢の売り越しの構図に変化はないと見られる。
 
あとは、買い越しの海外勢がさらに買い乗せしたくなる材料がいつ現れるかにかかっている。

日程的には、来週末の1/31が決算発表の前半の山場となっており第一候補となるが、決算が出揃う2月中旬の線も考えられる。
 
なお、日経平均のオシレーター系指標はここへ来て低下傾向を示しており、おそらく多くの個人投資家が熱望している23,000円までの下落の可能性は少ないと見ている。

日経平均予想については、今夜の米国市場の結果を受け、各種チャートや指標等を再度点検のうえ考察する予定。


スポンサーリンク
counter