終値は-483円安・23,343円と想定していた-200円~-250円安よりかなり下方となった。
まさか東京市場の下落を仕掛けるためにロケット弾を打ち込んだわけではないだろうが、週末リスクで下げが拡大した形となった。
東京市場は、世界の株式市場で最も早く週が明けるため、週末の出来事に脆い市場となっている。
標題とした「アノマリー」であるが、昨年も月曜に400円を超える急落が3回あった。
ただ、いずれも月曜の400円超の急落後は、2週間~3週間で約1,000円幅の急騰となっていることに着目している。
具体的に挙げれば次のとおりである。
- 2020/1/ 6(月) -451.76円安・23,204.76円 → (1/22) 24,031.25円
- 2019/8/26(月) -449.87円安・20,261.04円 → (9/13) 21,988.29円
- 2019/3/25(月) -650.23円安・20,977.11円 → (4/ 9) 21,802.59円
なお、1/6の-451.76円安の際にも本日同様に25日線と5日線がデッドクロスを示現したが、その2日後に75日線タッチから反転している。
また、オシレーター系指標の代表格となる騰落レシオ83.26%、9日RSIは25.87と売られ過ぎ圏の入口に差し掛かっており、月曜の大幅下落後には反発に向かうアノマリーを補強している。
ボリンジャーバンドも-2σが下向きに転換しつつあることは懸念であるが、1/6の足も-2σタッチから下向きとなったが、もみ合いから上昇に転じており、同様の経過を辿る可能性があると見ている。
ただ、14日RSIが52.33とほぼ中立圏にあるため、いったんの反発後に二番底への押しが入る可能性もある。
なお、本日の先物・オプション動向については、「先物・オプション手口分析」に先行アップしたが先物手口と建玉について以下のとおり再掲する。
なお、19:30現在、日経平均先物が-150円安で推移しているが、欧州時間での下落予想は昨日記したとおりの想定内であるが、やや下げすぎの感があることは懸念として感じている。
上記予想が的中するためには、ダウが-300ドル安以内の収まるかどうかが第一の焦点となり、次に明日の日経平均が75日線・23,200円を守ることができるかどうかが第二の焦点となる。
※22:25追記
日経レバの信用買い・日経ダブルインパの信用売りが共に増加しており、上値抑制要因として懸念される。