2020-01-29

反転の強弱から来週を予想する(1/29)

本日の日経平均は、昨日の筆者予想のとおり反発となった。

昨夜の日経先物は直近の先物安値を下回る23,000円割れとなったが、すぐさま反発に移行しており、本日は低下していた騰落レシオやRSIの上昇により、とりあえず反転の形は整っている。

目先の焦点は、先物5日線が23,389円にあり、夕刻に一時上回ったが、19:00現在、いったん押し返されており、この先物5日線を上回ることができるかどうかとなる。

予想としては、上向きの先物75日線が23,236円に位置しており、昨夜の23,000円割れを否定する本日の上昇の勢いで5日線については上回ることができるのではないかと見ている。

この先物5日線のクリアに成功すれば、明日の現物5日線23,440円については難なく上回ることができると思われ、次なる目標は先物・現物の25日線・23,700円付近となる。

本日の現物225の終値から300円余となるが、残る週末までの2営業日で到達できるかの判断は難しいところである。

本日の先物手口・建玉を見てみる。


(先物・オプション手口については別サイト「先物・オプション手口」に18:30-19:00に先行アップしている)

ゴールドマンが引き続きTOPIX先物を大口で売り越してきている。この売りが現物を背後にした売りであるか不明なだけに不気味さがある。

なお、ソシエテの先物ミニ売りが気になっていたが、昨日のナイトセッションで約7,000枚(ラージ換算で700枚)を買い戻し、全体でも買いを積み上げており波乱の芽となる可能性は減少した。

ただ、野村証券を通じた注文が大幅買い越しとなっており、海外勢の買いも勢いが見られないことから買い戻し一巡から買い手不在の下落が起きる可能性がある。

これらを総合的に勘案すれば、引き続き日経指数は上昇すると見ているが緩慢な上昇であった場合は、二番底への下押しが入る可能性がある。

焦点となるのは、2/3(月)の上海株式市場の再開となる。

昨日の記事にて足元のリバウンドとなる修正b波の想定値は23,400円~23,600円と記した。

想定レンジ上限の23,600円(理想的には23,700円)を上回って先物のナイトセッションが週を終えることができれば、今週の下落の推移から考えて予想される上海株式市場の再開時の大幅下落を乗り越え(上海株自体の下落幅が限定的で済む可能性があり)リバウンド継続から場合によっては本格上昇の可能性が生じると見ている。

一方、23,400円~23,500円またはそれ以下で週を終えた場合は、上海総合指数の下落に巻き込まれる懸念を感じている。

その意味で今週の終値(特に先物の金曜ナイトセッションの終値)は重要である。

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