2020-01-31

リバウンドはまだ続く?※追記あり(1/31)

WHOは間違いなく「緊急事態」を宣言する。昨夜の市場はそのように思っていたにちがいない。昨晩の日経先物ナイトは下値模索となり、未明に23,810円の安値を示現した。

WHOが出した結論は、確かに「緊急事態」を宣言したものの、想定されていた渡航制限勧告を見送った。緊急事態宣言と渡航制限勧告はセットだと思っていた市場は不意を突かれ、公表のあったナイトセッション終盤から本日の上昇につながった。

本日のアジア・欧州株の序盤も週初の上海株式市場の再開への警戒感からと思われる売りに押され、日経先物が23,000円をあっさり割れ、ダウ先物が19:30分現在、-200ドル安と軟調に推移している。

警戒感があるうちは下がらない、相場の常であるが果たして今回はどうだろうか?

本日の日経平均は、WHOの判断を好感した流れが継続し、一時は23,421円と75日線を上回ったものの週明けの上海株への警戒感から上値が重く、1/27の窓明けに食い込むことが出来ず75日線の下に押し返された。

ただ、騰落レシオやRSIは前日でいったん底を打ち上向きに転じつつある。日足MACDも底値圏から上を窺いつつあり、あまりに型どおりの下落と併せて、本日の夜間市場の動きにはやや違和感を感じる。


本日の日経先物の手口と建玉は以下のとおり。



ゴールドマン、Cスイスの売りが止み、ソシエテが先物ミニの利益確定売りを進める真逆の展開となっているが、ソシエテは上海株への警戒感からの売りと見ている。

(野村證券が大きく買い戻しを入れている点が買い戻し一巡を意味するのか、上昇リスク回避からなのか判断は難しい)

筆者予想としては、リバウンドはまだ続き、いったんは75日線を超えて楽観をつくってから下落すると見ている。

ただ、現時刻の市況からは、月曜はとんでもなく下げる気しかせず、これもまた大衆心理とは逆に動く相場の特徴なのかもしれないと思ったりしている。

今夜のダウ平均の結果と中国株の再開に先駆けて開場した香港・台湾市場の今週の動き等を週末に再度点検し、改めて日経平均の動向予想を行う予定である。

※21:30追記
上昇すると予想する要因として、ここでGSが先物売り玉の買い戻しに入るのではないかと見ている。詳しくは後日、書くつもりであるが、理由は売却を受託したと思われる大口の現物株を高値で売り抜けるだめ。・・・この予想が的中するとしたら日経平均は再度24,000円付近まで上昇する可能性がある。


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