2020-02-29

ダウの底打ち期待高まるも短期的には乱高下か?:来週のダウ平均予想(2/29)

ダウ平均の今後の予想については、昨日アップした記事に " 24,800ドル水準を維持できれば、いったんの下げ止まりが期待される" と記した。
 
昨夜のダウ平均は、一時1,085ドル安・24,681ドルと筆者の予想目処を-119ドル下回ったが、大引けは-357ドル安・25,409ドルと、安値から700ドル戻し、筆者の指摘した24,800ドル水準を維持して引けた
 
出来高も922,679,606と前営業日の1.5倍、平時の3倍と膨らんでおり、ローソク足も長い下ヒゲを持つ陽線となっていることから、売り方の買い戻しによる下げ止まりが期待される環境が整っている。
 
ただし、今回の下落は過去の下落とは少し状況が異なっており、下ヒゲ陽線や出来高増の要因から底打ち転換(上昇トレンド入り)と判断することは慎重に見ていく必要がある。
 
昨冬の2018年12月にもダウ平均は4,000ドルの急落となったが、その際は約1ヶ月をかけて下落しているのに対して、今回は1週間という極めて短い期間に下落しており、需給整理には時間を要すると思われるからだ。
 
また、需給整理を時間の調整で済ますことができず、値幅調整となった場合には、さらなる下値掘りとなる続落シナリオも想定される。
 
ただ、現時点では、米国市場のオシレーター系指標も売られすぎ圏にあることから、来週前半に自律反発を試した後、急降下する5日線に頭を抑えられて乱高下する弱もみ合いがしばらく続くと想定している。
 
なお、弱もみ合いでは、いったん昨夜の安値を割る展開を予想しており、昨日記した次の下値目処24,000ドルを割ることもあり得ると見ている。
 
筆者想定どおりに進展した場合、23,500ドルを維持することができれば、さらなる下落は避けることができ、春から夏に向けた上昇につなげることができると想定しており、日柄としては、3月下旬が正念場になると見ている。
 
日経平均予想については明日のアップを予定している。

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