2020-03-01

日経平均は下値リスクを警戒?:今後の日経平均予想(3/1)

昨夜アップしたダウ平均予想に" ダウの底打ち期待高まるも目先は乱高下か? " と記したが、本日に入り少し情勢が変わってきた。

今朝(3/1朝)、米国における新コロナウィルス関連の新しい情報が入ってきた。
・米国で初の死者、新型コロナウイルス感染でワシントン州が報告
・米西海岸で新型コロナ複数の陽性、市中感染恐れ
・新型コロナウイルス、米国に本格上陸
・カリフォルニア州4郡が非常事態宣言、黄禍論も急浮上
これにより、明晩以降の米国市場の動向が注目される。

さすがに悪材料出尽くしとなって反発に向かう可能性もあるが、筆者の相場感からは反発よりも安値更新の可能性があると見ている。

一昨日・昨日と記したとおり、足元の下落スピードが速すぎであり、需給としては圧倒的な売り方優位となっている。

売り方としても含み益を実現益に変える買い戻しをしない限り、含み益は「絵に描いた餅」であり、いずれ買い戻しに動き、株価は一時的にも急回復すると思われるが、売れる間は売り切る動きに出ると考えるのが通例であり、足元の状況はまだ売れる時間帯と見ている。

週末のダウ平均のローソク足は長い下ヒゲ陽線+出来高急増の底打ちサインが出ているが、下ヒゲ・出来高増は諸刃の剣であり、下抜いた場合の失望感は大きく、慎重な見方をする必要があることは昨日記したとおりである。

仮に、週明けのダウ平均が直近安値を割り込まないまでも、週末終値を上回ることができなかった場合はさらなる下落を警戒すべき危険な状態である可能性がある。

月曜の日経平均は、上述の米国関連のニュースに加えて、中国・上海総合指数の動向にも警戒したい。

中国・上海総合指数は、春節明け以降、当局のPKOにより堅調に推移してきたが、29日発表の2月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は35.7に急落し、これまでの最低だった08年11月の38.8を割り込む落ち込みを見せたことから、上海株はこれまで堅調であった分、目先の利益確定売りを誘い大きく反落する可能性があると見ている。

これらの予想が的中した場合、日経平均は引き続き売られる展開になりやすい。

今回の下落の下値目処については次のとおりと見ている。

日経平均週足チャートでの2016年7月安値からの安値を結んだ抵抗線・20,900円~21,000円 (先日記した週足起点を2年後方に変更) を割れたら20,000円、最も悲観的なケースでは19,500円、19,000円割れと見るのが妥当ではないか。

この場合、20,500円付近で、いったんもみ合いに入ると見ている。

チャートに付記した週足MACDについても、目先の勢いの強さから未だ下げ余地を残しているように見え、MACDは2019年1月水準まで低下する可能性がある。

本格的なリセッションに陥るとは思わないが、押し目買いが入ることによって、押し目が徒となり安値が切り下がる負の連鎖に入っている可能性があり、PBR1倍割れといった理不尽な価格形成が起こりやすい。

また、東京市場の3月SQが3/13、米国市場が3/20に控えていることも、足元の下落の勢いが継続する要因となる可能性がある。

したがって、足元の理不尽な価格形成が続いた場合、米国SQ通過後の配当権利取り期日の3月末まで、この動きは収束しない可能性があると見ている。

なお、サブシナリオとして、本日の筆者想定に反して週明けのダウ平均が反発した場合は、先週時点の予想である自律反発に入った後、もみ合いからの再下落が考えられる。

(いったんの反発を挟んだ場合は、このまま下落した場合に比べて調整が深くなるとともに、底値圏でのもみ合い期間が長くなることが想定され、4月~5月まで調整が明けない可能性がある)

いずれにしても各社の先物建玉の大半は3月限から6月限へとロールオーバーすると思われるが、空気感の変化はまず先物手口に現れると見ており、引き続きゴールドマンやソシエテ、国内勢では野村証券等の先物手口の観測が重要と考えている。

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