ただし、時間軸は筆者予想よりも速く進行しており、19:00現在のダウ先物・日経先物ともにさらに下落し、次の目標値に向かっている。
先物手口考察
データの集計方法の詳細 → こちらゴールドマンが引き続き大口でTOPIX先物を売り越しており、日経先物と合わせた建て玉合計は-4.2万枚売り越しに達した。
買い方であるソシエテは売り買い拮抗(詳細後述)、昨日の下落局面で押し目買いに出ていたバークレイズは引き続き押し目買いに動いている。
野村證券は2,324枚の買い戻しとなっており、一時1,000円超の下落となった割りには、ここ数日の買い戻し幅と比較して少なく、買い戻しが一巡していると思われる。
なお、ソシエテの手口詳細は上図のとおり、先物ミニ売りを積み上げているが、上述のとおり全体では売り買い交錯となっている点は、バークレイズの押し目買いとともに、ここから過度に売られる展開は想定となくても良いと思われる。あくまで現時点の話ではあるが・・・。
ソシエテについては、筆者の目算では既に買い玉の損益分岐点を割っていると思われ、仮に処分売りを出した場合、日経平均はかなり下落するものと推測されるが、ここでの売りが限定的であるということは、近いどこかでバークレイズと同じく押し目買いに移行する可能性があると思われる。
ダウ平均の予想
昨夜(2/27)は-1,190ドルの大幅安・25,766ドルでの大引けとなり、筆者想定の下値目処25,700ドルに近づいた。日中足は、いったん買い戻された後に再度売られる上ヒゲの大陰線となっており、目先リバウンドはあっても次の下値目処である24,800ドルに向けた下落の動きになると思われる。
19:00現在のダウ先物は-680ドル安・25,080ドル付近まで下落しており、ほど良い水準と思われる。
日経平均は売られて終わったものの、市場はだいぶ冷静になってきており、週末要因から売り方の買い戻しと処分売りが交錯して、この24,800ドル水準を維持できれば、(新たな悪材料が噴出しない限り)いったんの下げ止まりが期待される。
仮に、来週以降、この水準を維持することができなかった場合、次の目標値となる24,000ドルまで下落する可能性がある。
日経平均予想
基本的にはダウ平均に沿った動きとなるため、ダウが上述の展開となるかどうかに着目している。日経平均の動向予想については、引き続き21,000円~21,200円がサポートとなるかどうかに着目している。
21,000円を割れた場合は、PBR1倍・20,800円が下値目処となり、次に20,400円、20,000円がサポート線になると見られる。
なお、本日の日経先物は直近3営業日中で最大の出来高となっており、陰線ながら下ヒゲとなっており、来週以降、終値で現時点の先物ザラバ安値20,750円を更新しない限り、過度な下落は収まると見ている。
目先的には、週の変わり目と共に相場の空気感が変わることがあるため、今夜のダウ平均の動向を見て再考察することとしている。
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