2020-03-15

週後半に要警戒?:今週及び今後の日経平均予想(3/15)

今週の日経平均予想

昨日アップしたダウ平均予想 "ダウ史上最大の上昇も底打ちはまだ先?" に記したとおり、ダウの下げ止まりはもう少し先と見ている。

目先はダウの2,000ドル幅の鯨幕相場の余波や週半ばの米FOMCの結果待ちの動きから、売り買いともに手控えとなり、ポジション調整的なもみ合いになりやすいと見ている。

したがって日経平均についても、目先は、足元の17,000円台の動きが続くと見ている。

注目の米FOMCについては、フェドウォッチでは0.75ポイントの追加利下げが大多数を占めているが、仮にFRBが市場の求めに応じて追加利下げしたとしても、市場は次なる対策である経済対策への期待を強めているとともに需給主導で動いており、反応は緩慢となる可能性がある。

また、前回の0.5ポイントの緊急利下げを行った際、FRBパウエル議長は次のとおり述べている。
(利下げが)感染率の低下や寸断されたサプライチェーンの修復につながるものではないが、経済にとって有意義な後押しとなることを信じている」
このことから、筆者の個人的な見通しとして、米国経済のファンダメンタルの強さのアピールや今後の政策余地を残す意味で利下げ見送りの可能性もあり得ると見ており、仮にそのような結果となった場合には一時的にさらなる下落を呼び込むことを警戒する局面であると見ている。

加えて、週末3/20(金)の米国市場はメジャーSQとなっており、ポジション形成は直近のモメンタム継続の可能性が考えられる。

米国市場のSQは終値算出のため、筆者推測が的中するようであれば、金曜のダウは引けにかけて買い方のコール買いやプット売りの投げが加わって大きく下落する可能性がある。

特に、肝心の3/20(金)は東京市場が休場となっており、時間外取引も行われないことから、翌週月曜の東京市場は米国市場の週後半2日分を一気に織り込む動きとなることになることから、なおさら警戒する必要がある。

証券会社系のアナリストの中には、日経平均が22,000円台から「ここが底値」「今が買い場」「悲観論からは何も生まれない」を繰り返して買いを煽っている方がいるが、投資家にとってリスク回避は最大の武器であり、このような嵐が予想される中で船出するリスクを負う必要はどこにもない。

今週の日経平均の予想レンジは下値目処が16,500円、高値目処は18,000円と見ているが、週後半に向けて下方向への動きになることが予想されることから、買いの検討はリスクを伴うことから、引き続き様子見が妥当と見ている。


今後の日経平均予想

2月下旬から歴史的な大幅下落が続いているが、下がり続ける相場はなく、これまでの例に倣えばSQ通過が転機になりやすい。

東京市場のSQにおいても下向きのオプションや先物売りのSQ決済が多かったことから、おそらく米国市場も同様の状態になっていると思われる。

オプションのプット買いやコール売り、先物売りの建玉がSQで決済され、下落局面で安く仕込んだ期先のコール買いや先物買いの出番になりやすい。

したがって、米国市場のMSQである今週末の通過から次の動きになると見られるが、このような超弩弓の下げの中では買い玉の手当はまだ十分ではないと思われ、底値圏での乱高下の中で買いが積まれると見ている。


下値の日柄については、2週間程前からの3月下旬の想定に変更はなく、米国SQ通過・東京市場の休場などの日程面からも配当権利取りの2/27(金)の前に大きく下げる動きがあればいったん買いになる可能性が高いと見ている。

一方、直近の下落速度が速く、また17,000円でもみ合いに入ったことから、今週後半から来週にかけて急落の仕掛けが入らなかった場合は後ろズレの可能性も生じる

日経平均の当面のレンジは、ここまで記したことが全て的中するとしたらの前提条件付きであるが、下値目処については15,200円~15,700円を想定しているが、オーバーシュートでは15,000円割れとなる可能性がある。

また、V字反転とならず底練りまたはもみ合いとなって安値を行き来する展開となることも想定される。(海外勢の買い仕込みのためである)

なお、当面の戻りは安値から3,000円~4,000円が見込まれ、安値の展開次第で20,000円奪回も考えられるが、おそらく戻りは短期的に終了し、再度下落に向かうと見ている。

ただし、現時点では再下落シナリオが優位と見ているが、20,000円付近でのもみ合い後、もう一段上に向かう可能性も残しており、判断は今後の市場動向を見守った後にしたい。

また、このように今回の暴落に対するテクニカルリバウンドは下落幅相応に大きな値幅となることが見込まれ、新コロナウィルスの終息観測など好材料が続出し、本邦証券会社はこぞって「年内23,000円」等の目標を掲げて買い煽りに出ると思われる。

しかし、日経平均月足のMACDは陰転1本目であり、月足レベルでは低迷の長期化が予想され、次の下落局面では二番底または今回の安値を割る動きとなる可能性があることから、高値追いで強気にならず、慎重に環境を精査することが求められる。

なお、本稿で書ききれなかったことが多々あり、それらについては日々の予想の中で記していくこととしている。

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