要因としては、寄り付き前に英ジョンソン首相がツイッター動画にて、新型コロナウイルス検査で陽性が判明したことが伝えられた不安要因のほか、米下院での2兆ドルの巨額景気刺激策の可決により、材料出尽くしの売りが広がったためと観測されている。
ただ、前日までの3日間で4,000ドル近く上昇していることから、週末要因からの利益確定売りが実際的に要因であったと推測している。
ダウの日足チャートでは、昨夜の下落は前日の大陽線内の動きに留まっており、週末要因を加味すればさほど心配するものではないと見ている。
足元の価格帯は、上を下向きの25日線が頭を抑え、下を上向きの5日線がサポートする展開となっており、この形状では25日線と5日線の間でもみ合う展開になりやすい。
上値は25日線とも重なる23,000ドルが想定されるが、MACDがゼロラインから上をうかがう動きになっていることから、ゼロラインから上で推移することが出来れば、もう一段高の24,600ドルあたりまでの上値が望める可能性もある。
ただ、強気見通しが的中したとしても、これまでのような一直線の上昇とはならず、値幅を伴ったもみ合いからの上昇が想定され難易度は高い。
リスクシナリオとしては、直近の出来高減から上値重く推移し、5日線・21,000ドル割れとなった場合は直近窓埋めの19,000ドルまでの下落も想定されることから注意が必要である。
これらのことから、来週のダウ平均の上下予想レンジについては、上値目処が23,000ドル、下値目処は21,000ドルと25日線-5日線内での展開を想定している。
来週の米国統計指標面では、4/1(水)ADP雇用統計・ISM製造業景況指数、4/3(金)雇用統計・ISM非製造業景況指数に注目している。
新コロナウィルスの影響で低調な数字となることが予想されるが、予想外に良好となった場合にはポジティブな反応も想定され、悪い数字であってもさほど材料視されない可能性がある。
なお、現時点ではダウは上げても自律反発の範囲内であり、4中旬にはいったん下向きに移行する可能性があると見ている。
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