2020-03-29

今週及び今後の日経平均予想(3/29)

今週の日経平均予想

新型コロナウィルスの感染者が世界的な拡大傾向にあり、不安心理が昂じやすい局面にあることは事実であるが、この週末の拡大によって企業の経済活動の停滞長期化が進んだと言うより、不透明なまま維持されたに過ぎず、同時に各国の感染予防対策や経済対策に対する効果への期待感も維持されていると見ている。

また、ダウ平均及び日経平均は先々週の安値局面において、外出自粛や企業活動の停滞に基づく収益の悪化を織り込んでいると見ており、短期的には目先の需給に沿った動きになると思われる。

東京市場においては、先週末に記したとおり、日経平均については日足ベースでの三角保ち合いの最中であるが、TOPIXついては週末・金曜に三角保ち合いから上放れている。

(日経平均の日足チャートについては金曜の記事を参照してください)

また、TOPIXは日経平均が超えることの出来なかった25日線を乗り越えて週を終えていることもポジティブである。

ただ、週末のダウ平均が予想以上に下げていることから、日経平均・TOPIXともに週初は下押しが相当と見ている。

下押しの程度については、TOPIXでは5日線・1381~1400ポイントが下値目処となり、5日線がサポートとなって再度上向きの流れが継続すると予想している。

また、MACDもゼロラインを超えて上昇を続けていることから、モメンタム継続によるMACDの上昇が期待される。

また、TOPIXの週足は前週の下ヒゲ陽線に加えて、先週は先々週の高値を上回って引けている点に好印象を感じる。

加えて、週足MACDには陽転の兆しが現れており、かなり低い位置からの反転であることや上昇角度がついていることから、週初にもたついたとしても、目先は上方向を目指すと見ている。

なお、週初に押した場合も先週の上昇幅に対する38.2%押しの-67ポイントが相応と見ている。

この値を前週引け値から減じれば1,383ポイントとなり、日足5日線の位置である1381ポイントと合致することから価格合理性も認められる。

また、週末・金曜のダウ平均先物高値から終値までの下落幅1,253ドルに対して、同じ時間帯のCME日経平均の高値から終値までの下落幅は645円とダウ平均の下落幅に対して約半分の下落に留まっていることも日経平均・TOPIXの優位性が際立っている。

なお、この日経平均・TOPIXの優位性は、筆者の日々観測のとおり、東京市場の先物が海外投資家の買い手口への転換に対して、国内勢が売り手口で応じていることがリンクしていると思われる。

これらのことから、今週の日経平均については週初下落後にTOPIX先導により立ち直り、目先の上値試しに入ると見ており、下値目処は18,200円~18,500円、高値目処は19,200円~19,500円と見ている。


今後の日経平均予想


目先、日経平均は上述のとおり目先の反落から上値を試すと見ているが、この上昇はあくまで16,000円台前半の安値に対する自律反発であり、反発は長続きせず、再度下落波動に移ると見ている。

日経平均週足のMACDは深く沈み込んでいるため、一気にゼロラインを超えるまで上昇するとは考えにくい点が理由の第一に挙げられる

第二には、同じく週足13-26-52MAのデッドクロスが示現しつつあり、上昇にはブレーキがかかると見ている。

第三として、上方向には一目均衡表の雲下限が控えており、最良のケースであっても雲下限20,900円では跳ね返される可能性が高いことが想定される。

また、需給的にも海外投資家の目先の買い手口は、足元の国内勢の売り越しの踏み上げとともに利益確定売りが出されると見ている。

これらのことから、日経平均の高値は4月SQの4/10前後または翌週前半にかけて示現すると見ており、値ごろについては20,000円~20,360円、20,360円を超えた場合は一目均衡表の雲下限である20,900円近くが想定される。

また、おそらく、この高値周辺で緊急事態宣言が出される(長くなったため詳細は金曜の記事をご参照願いたい)と推測している。

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