2020-03-21

米国市場はSQ通過もアク抜け感は乏しい:来週のダウ平均予想(3/21)

昨夜のダウ平均はアジア・欧州市場の株高を受けて、欧州時間のダウ先物は約1000ドル高・21,000ドルの大台に乗る場面もあったが、寄付きが近づくにつれて急速に値を消した。

ただ、寄付きは約500ドル高・20,531ドルとポリンジャーバンド-1σを上抜き高く始まったが、リスク回避の売りやSQ狙いの売りが優勢となり、大引けにかけて再度SQに絡んだ売り仕掛けに買い方のロスカットが加速して一段安となり-913ドル安・19,173ドルの大幅安で引けた。

昨夜の終値は、前日安値19,177ドルとほぼ同水準であり、下抜くことなく引けており、三日連続で下値を守ったとの見方ができる一方で、ローソク足は丸坊主の安値引けとなっていることから、週明け月曜の足が重要となってくる。

SQ通過により、ベアポジションが決済されたのなら次は上方向に向けた動きが始まると思われるが、筆者の感覚では未だ懸念が残るSQ通過となった。

安値引けに加えて、出来高は87億株と大商いではあるが、MSQであることを差し引けば、それほど多いものではない。

前日の出来高は79億株、前々日の-1,338ドル安においては87億株と、むしろ出来高は(SQ分を差し引けば)低下しており、相場を反転させる前準備となる買いが入っているとは言い難く、目先は安値圏でのもみ合いにより買いが積まれるか、もう一段の下落局面で反発狙いの買いが積まれる展開となりやすい

左図のチャートはダウ30種の中でも直近の上昇率が高かったマイクロソフトの週足チャートであるが、前週の長い下ヒゲ陽線に対して、今週は長い上ヒゲ陰線で終えており、出来高も直近4週の中で最も多く、依然として売り需要の高さを示唆している。

足元の株価は昨年の上昇途上に生じた長期間のもみ合い水準135ドルに達しており、ここでの下値は固いと思われる。

ただ仮に、この水準を下抜いた場合には次の節目である122ドルまたは110ドル付近まで下落する可能性があり注意したい。

なお、マイクロソフトの110ドルは2019年12月の100ドル割れからの上昇に対する半値押し水準にあたることから、来週以降、下押しの流れとなった場合、この水準までの下落があれば底打ちが予想され、ダウの指標銘柄になり得ると見ている。

ダウ平均予想に話を戻すと、現時点での相場付きからは、目先は安値もみ合いからポリンジャーバンド-2σとなる18,000ドル付近を試す可能性があると思われる。

もみ合いの間に-2σ・-3σの傾斜が平坦に変化し、18,000ドル付近での下ヒゲ形成により反発機運を高めていくと思われるが、何らかの悪材料が噴出した場合には-3σ・16,000ドルまで下落する危惧がある。

しかしながら、金曜のアジア・欧州市場の大幅高や金曜ナイトセッションのCME日経平均やCFDの不自然な強さとダウの弱さが一致しておらず、まずは月曜以降、どちらに寄せてくるかを見定める必要がある。(このあたりは長くなるため-本日文字を打つ時間がないため、明日アップ予定の日経平均予想に記す予定である)

3/23週のダウ平均については、基本的には引き続きもみ合いの乱高下と見ており、下値目処は17,600ドル~18,200ドル、上値目処は-1σの19,800ドル~20,000ドルと予想している。

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