週末の米国株動向
日経平均の筆者予想は6/9~10の重要変化日に向けて22,000円近くまで反落後、上昇であったが、金曜にアップした記事のとおり、週末の東京市場・後場から買い仕掛けが入り、米雇用統計への期待感から時間外も上昇することとなった。また、雇用統計発表後も出尽くし感は生じず買いが継続し、週末のダウ平均は829ドル高と記録的な大幅高となった。
雇用統計の非農業部門雇用者数変化(前月比)は市場予想の-800万人に対し+250万人増加と、確かに前向きな結果となった。
ただし、経済活動が再開している中での市場予想-800万人が低すぎであることや、前月の非農業部門雇用者数変化は-2053.7万人であったことから、増加と言っても雇用の再開は15%程度であり、個人的にはけっして高い数字ではないと見ている。
(おそらく、今月の雇用改善まで織り込んだと見ている)
今週の予想
上述のとおり、週末~週初に反落し、6/9~10の重要変化日に反転予想を立てていたが、逆に週末・時間外が大幅続伸となったことから、月曜も高く始まり、売り方の買い戻しを交えて週初は高値維持となりそうである。先読みの難しい点は、今週末がメジャーSQであるため、チャートを無視したパワープレイで動く可能性があり、複数のシナリオを用意している。
買い方優位の踏み上げ相場が続くのであれば、週央、下げても22,800円台後半までの反落で再上昇開始となり、SQ値は23,300円~23,500円で決まる可能性がある。
一方、買い方優位ではあるが、週初に出遅れ組の買いを誘い、その後に振るい落としの下げを入れる可能性もあり油断はならない。
この場合は6/3の窓埋め22,325円~22,400円を試す可能性もある。
これらのことから今週の予想レンジは上値目処は23,200円~23,400円、下値目処は22,325円~22,400円と見ており、個人的には後者の予想になりやすいと見ている。
なお、本格的な振るい落としとなった場合は22,000円付近までの下落もあると予想している。
想定されるケースとして、SQ週であるだけにABNアムロが利が乗ったコールオプションを一気に利益確定し、先物勢も9月限へのローリングに際して6月限を売る動きが出ないとも限らない。
今後の予想
今週末のメジャーSQが目先の高値になるとの予想があるが、筆者の見立ては、これまでも述べてきたとおり、6/19の米国市場SQ(トリプルウォッチング)に向けた動きであると見ている。したがって、SQ通過後も日経平均の上昇トレンドは続き、米国市場のトリプルウォッチングに向けて上昇すると見ている。
また、予想している上昇値幅の大きさからトリプルウォッチング通過後に反落すると見る向きもあるが、その後も一週間程度は上昇が持続する可能性があると思われる。
したがって、米国株の上昇は今週よりも来週が本番と見ており、今週の日経平均のいったんの反落も、この想定の上に立っている。
ただ、筆者想定が的中するなら、いったんの反落後は急反発が生じ、6月下旬の日経平均は24,000円超えとなる可能性を秘めている。