先週より記しているとおりの展開となっている。
ダウ平均は-182.44ドル安(-0.68%)、S&P500は-0.62%安、ナスダック総合指数は-0.94%安とナスダック指数の下落幅の大きさが目立っている点も、筆者予想どおりの展開である。
主要3指数の日中足を見ると、S&P500とナスダック総合指数が3点底となっており、下げ渋りを感じさせる。
また、ナスダックの3点底は安値を切り上げており、昨夜の安値は10,218ポイントと昨日筆者が記した「-200ポイント・10.260ポイント」を達成しており、価格的には良いところまで押してきた感がある。
ただ、ダウ平均については筆者の想定下値目処である「26,000ドル~26,100ドル」まで、あと300ドル~400ドル未達である。
また、昨夜のローソク足は短いコマの陰線で引けており、指数取引の需給悪化が想定されることから、月曜のダウ平均が弱含みで始まった場合には一段の下落が想定される。
週初の想定としては、月曜の東京市場を始めとするアジア市場が安寄り後りリバウンドで再度売られ、米国市場においてもリスク回避の売りを誘う展開になるのではないかと見ている。
根拠の一つとして、東京休場前の7/22のSBI証券の売買高ランキングが挙げられる。
1570日経レバが大幅買い越し・1357日経ダブルインパが大幅売り越しとなっており、個人投資家が東京休場明けに対して楽観的であったと見られることから、日経指数のロスカットを誘う流れになるのではないかと見ている。
また、値ごろ感からの個人の買いも流入すると思われ、海外勢が先物売りを加速されることも想定されることから、日経平均の下値模索は火曜または水曜以降まで続く可能性がある。
なお、日々掲載していたナスダックのポリンジャーバンドについては、チャート提供元の国内証券ツールが本日22:00までシステムメンテナンスにより表示できないため、明日のアップを予定している日経平均予想とともに掲載・分析する予定である。