2020-07-26

今週及び今後の日経平均予想(7/26)

まずは昨日アップできなかったナスダック総合指数のポリンジャーバンドから見ていく。

週末・金曜のナスダック総合指数は、ギャップダウンで始まり大引けは戻したものの、-0.94%安の大幅安となり、先週より筆者が予想していたポリンジャーバンド基準線までの下落となった。

また、週末の安値は下値目処と見ていた10.260ポイントに到達しており、値幅達成感は感じる。

ただ、昨日も記したとおり、ダウ平均に調整未了感を感じることや、週末のナスダックが窓空け下落となったことでもう一段の安値をつける可能性がある。

次の下値目処としては、チャートに付記した6月のもみ合いゾーンである10,000ポイントが-1σ地点と一致しており、心理的節目ともなることから、下げ止まりの目処と考えられる。

また、ダウ平均のボリンジャーバンドでは、週末・金曜に+1σを割れ、+1σ~2σのバンドウォークが否定されたことにより、目先は7/14の大陽線の上昇始点である26,000ドルまで下落する可能性があると見ている。

なお、26,000ドル付近は基準線が位置していることから目先の下げ止まりの目処として有力と見ている。

ただし、サブシナリオとしてナスダックのポリンジャーバンドが一時的にも-1σを割り込んできた場合はダウも-1σが位置する25,700ドル付近まで下落する可能性がある。


日経平均の予想


先日、CME240分足の20EMA-40EMAにデットクロスやミニ・三尊天井の兆しがあると記したとおり、20EMA-40EMAや、ミニ・三尊天井の成立など下落優位の展開となった。

今後は、足元の22,300円水準で持ちこ堪えることができるか、もう一段の下落により次の節目となる22,100円を試すかが焦点となる。

月曜の日経平均については、朝のダウ先物動向が大きく左右すると見ているが、足元の水準は休場前の終値に対し-400円安となるため、ここからさらに売り込む動きにはなりづらいと見ている。

240分足においても足元では下ヒゲが連続しており、MACDも横ばいとなっていることから、いったん買い戻しに入り、上値が重くなる水準で再度の売り仕掛けが入るのが順当と見ている。

戻りの目処としては22,450円~22,500円水準と見ており、その後は想定リバウンドの倍返しとなる22,100円~22,000円水準でのもみ合いに移ると予想する。

この急落については、東京市場休場に絡んだ売り仕掛けと考えており、高値での空売り玉の買い戻しと安値での買い仕込みが完了すれば、次はリバウンドに移り、買い玉の利益確定売りの機会を醸成すると見ており、8月SQ付近が利益確定の場になると思われる。

なお、これまでの売り仕掛けの通例としては1,000円値幅が多く、休場前の高値もみ合い水準が22,800円±150円であることから、21,800円±150円が下値目処と考えられるが、大口の買い戻し余力も大きいと思われることから、下げても21,900円前後が限度と見ている。
日柄的には、8月SQは8/14と3週間後と少し先のことになるため、売り仕掛けた筋の買い戻しや安値の買い仕込みもある程度時間をかけて行うと考えられるため、安値が22,000円で下げ止まるならば反転まで2日~3日、22,000円を割って推移するようだと反転まで3日~5日が想定される。



また、反転タイミングについては、日々観測している先物・オプション手口からも推測することとしている。

これらのことから、今週の日経平均のレンジの下値目処は深押しで21,900円~22,000円、浅押しで終わるならば22,100円~22,200円た台。高値目処は22,400円~22,500円(ただし、月曜のリバウンドか?)、週末予想値は22,200円~22,400円と予想している。

なお、想定どおりリバウンドに移った場合の高値は8月SQ付近・23,000円~23,500円と見ている。

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