2020-07-31

目先の日米反発メドを予想(7/31)

・相場概況

本日の日経平均は、昨夜のダウ平均は下落となったものの、長い下ヒゲとなったことから日経先物ナイトセッション安値から300円を超えて高く寄りついた。

ただ、その後は先物に断続的な売りが仕掛けられ、日経平均は-600円を超える大幅安となった。

終値は-629円安・21,710円。


・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
 


注目のゴールドマンは-4,479枚を売り越し、買い建玉もわずかとなった。


Cスイス証券も-2,267枚を売り越し、建玉も明確に売り越しを進めている。

ただ、本日の-629円安の値下がり幅を考慮すれば大幅売り越しも相当であり、来週以降も引き続き売り越し姿勢を強めてくるかに注目したい。
買い方のソシエテは買い越しとなっているが、直近での売りの買戻しの範囲であり、先物ミニ売りを継続している。




・ABNアムロのオプション手口

 → こちら 

 
・今後の日経平均予想

 引き続き、米国市場動向から日経平均の今後を予想していく。

昨夜のダウ平均は一目均衡表・基準線タッチでの下ヒゲとなった。

ただし、ここで下げ止まる可能性は大きくはないと見ており、雲上限25,800ドルを試しに来るのではないかと見ている。

その根拠としては、MACDが陰転しており、ゼロラインまでの低下があり得ると見ているからである。

昨夜のナスダック総合指数は-44.87ポイント・0.43%の上昇となったが、引き続きポリンジャーバンド基準線から+1σのもみ合いとなっている。


このもみ合いも4営業日続いており、世界的な株安懸念の流れを受けて下押しに走ると持ており、-1σを目指す動きになると見ている。

ただし、バンドの向きは上向きを維持しており、本格下落は戻りを試してからになると見ている。

日経平均については、昨日の筆者予想では75日線・21,500円までの下値余地があると記した。本日の終値はあと250円に迫っており、指呼の間にある。

また、本格下落は来週初めと見ており、本日は終値では22,000円を守ると見ていたが、予想以上に弱く引けた。

ただ、目先に限れば、日経平均のここからの下値は限定的と予想している。

昨日も記したとおり、海外勢は8/10(月)の東京休場に向けて買いを仕掛けてくると見ており、暦から見て、来週半ばにはもみ合いから上昇を狙う展開に入ると予想しており、米国市場における日柄面からもダウ25,800ドルが目先の下値目処になると見ている。

このことから、現時点における日経平均の下値目処は、引き続き75日線・21,500円がサポートになると見ており、仮にここを割れたとしても値幅は限定的と予想している。

なお、日経平均21,500円に対応する米国市場価格は、ダウ平均・25,800ドル・ナスダック指数10,000ポイントと予想しており、この3指数が揃って下値目途に到達することが理想であるが、どれか一つでもヒットすればいったん反発に入ると見ている。

ただし、日経平均は本日の下落にて調整色を強めており、上記サポートからの反発についてもテクニカルリバウンドで終わる可能性があり、8月SQまたはSQ手前で失速する懸念があることに留意したい。

なぜから、TOPIXについては本日の下落にて大陰線を引き、75日線を明確に下抜いていることから、日経平均についてもも戻りを試した後は75日線が通過点となる可能性が生じている。

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