2020-07-18

週初安・後半高か?:来週のダウ平均予想

・ダウ平均概況と目先予想

昨夜のダウ平均は-62ドル安と、筆者の下押し予想は的中したものの、値幅面ではもの足りない下げであった。

ブログには記さなかったが-200ドル程度は下げるのではないかと見ており、想定よりも強い印象がある。

ダウの下げ渋りは、ナスダック総合指数の反発が大きく影響したと見ており、その背後には週末要因やSQ要因があったと見ている。

直近のダウ平均は、上昇と下落をリズム良くこなして上げてきており、超短期のリズムとしては下落を示唆している。

ただ、もみ合いを経て足元の価格が形成されていることから、一目均衡表の雲上限26,000ドルがサポートとなり、現実的な目先の下落幅は、52週線・26,314ドル(下図)または200日線・26,223ドルが下値目処となる可能性があると見ている。

なお、ダウの下値到達については、後述するナスダック総合指数の基準線までの下落と一致すると見ている。


・ナスダックの予想

昨夜のナスダック総合指数は、0.28%高となり、ポリンジャーバンド+1σでの粘りを見せた。

昨夜のダウの下げ幅が限定的であった要因として、ナスダックの週初の下げが大きかった分、週末要因から買い戻しが入り、+1σでのもみ合いになったと推測している。

チャート形状もナスダック指数は二段下げに入りつつあると見られ、来週前半に基準線近くまでの下落を見込んでいる。


・7/20週のダウ平均予想レンジ

これらのことから7/20週のダウ平均の予想レンジについては、下値目処は26,100ドル~26,300ドル、上値目処は27,100ドル~27,300ドルで、週初安・週末高を予想している。

なお、筆者予想どおり、来週半ばからダウが上げた場合、その上げ幅によっては8月末のG7での経済対策協調を先に織り込む形になることが想定され、8月下旬のG7は材料出尽くしとなる可能性がある。

日経平均予想については明日のアップを予定している。

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