週末のナスダック総合指数は筆者想定どおり反落となったものの、ポリンジャーバンド+2σを大きく割り込む下落とはなっておらず、依然として上昇の勢いは崩れていない。
今後の焦点としては、8/3のギャップアップスタートからの高値もみ合いがアイランドリバーサルになるかどうかであると見ている。
足元では、ボリンジャーバンド+1σがギャップ(窓)上限となっており、+1σをギッャプダウンで割り込む展開となればアイランドリバーサル成立となるが、ギャップをつくらない下落であれば、上昇中の基準線が下値サポートになる可能性がある。
なお、週末のダウ平均はナスダック総合指数の-0.87%安にもかかわらず、押し目買いにより46ドル高・0.17%高で引けている。
寄り付き以降、-100ドル安~150ドル安でのもみ合いとなったため、高値圏で参入した売り方の買い戻しを誘ったと見られる。
一目均衡表では、緩やかに上昇する雲上限に沿った上昇を維持しており、直近の安値を結んだ下値サポート線や雲上限が下支えになると見ている。
なお、下値サポート線からの上方乖離が直近3回の下押し局面と同程度に乖離しており(チャートに付記した両矢印)、いったんの下押しとなってもおかしくないと見ている。
ただ、直近の短期上昇は、週末にて6連続陽線での高値引けとなっており、需給としては売られれば戻りも早いと見られることから、下げてもスピード調整的な動きになると見ている。
8/14(金)の東京市場のマイナーSQに合わせて想定している売り仕掛けが入るかどうかである。