2020-08-25

8月SQ値達成が意味するもの?(8/25)

・相場概況

先物ナイトは米国市場高には連動せず朝方まで23,050円の膠着だったが、東京市場の寄り前に日経先物は気配値を吊り上げスルスル上昇となった。

ナイトで上値を抑えて、日本時間で買いを入れる典型的な買い仕掛けでのカチ上げ相場となった。(詳細後述)

・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
 

ソシエテは6,316枚の大口買いを入れており、本日の上昇の立役者であった模様。
ゴールドマン、Cスイスが追随買いか?
ABNアムロは-3,489枚と比較的大きな売りを入れている。



・ABNアムロのオプション手口

 日々の記録→ こちら 

 

23,000円ショープット売り増しも、その下のショープットは利益確定の買戻し。
コールオプションは買いが目立っているが、先物売りとのトレードオフか?


・今後の日経平均予想

本日、日経平均は8月SQ値の23,450円を一時上回った。

逆に言えば、8月SQでの仕掛けの回収を行ったと見ることもでき、一服感が出やすい状況と見ている。

TOPIX日足も寄付きと終値がほぼ同値の上ヒゲとなっており、MACDもゴールデンクロスには至らず、ヒストグラムも陰転三本目であり、このままグイグイ上がるようには見えない。




東京市場(日経平均)は海外勢の仕掛けとその回収により、上下にブレが生じる傾向が強く、ここのところの膠着地合いでその傾向がいっそう色濃くなっている。

明日は、本日の余韻(玉整理)から引き続き高値もみ合いとなる可能性があるが、次の仕掛けに入ると思われる。

筆者の予想以上に上げてしまったが、スピード調整を挟み、9月SQに向けて再度上昇のシナリオに変化はないと見ている。

日柄的に8月27-28日のジャクソンホールが波乱の芽となる可能性がある。

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