2020-08-26

先物手口の不穏な売りが波乱を生む?(8/26)※追記あり

・昨夜の米国株概況

昨夜のダウ平均は-60ドル安。ただ、ダウの下落は銘柄入れ替えに伴うものと伝えられており、S&P500・ナスダック総合指数ともに堅調に推移している。

いずれにしても、ダウ平均は前々日に大きく上昇しており、指数取引での利益確定売りが出たものと推測している。



もっとも、ポリンジャーバンド+1σタッチからの反転3日目であり、あと1日~2日は堅調またはもみ合い推移の可能性があると見ている。

・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
 


注目のゴールドマンは-641枚売り越しとポジション調整程度。
Cスイスも-675売り越しと様子見。

ソシエテは1,175枚買い越しと比較的大きめの買いを入れているものの、9月限先物ミニを-13,041枚(ラージ換算-1,304枚)売り越しとまずまずの売りを入れている点は目先の波乱を警戒したい。


なお、12月限TOPIX先物を1,711枚買い越しており、早くも12月限を積み始めており、この流れが継続するか注目している。

また、野村證券は-3,680枚の大口売りを仕掛けており、そのうち2,511枚を立会外で空売りしており、やはり目先の波乱を警戒すべき局面が近づいている可能性がある。



・ABNアムロのオプション手口

 日々の推移→ こちら 

 

買い手口継続か?

オプション建玉からは、下値は大口ショートプットの22,750円が岩盤、上は大口ロングプットの23.250円、ロングコールの23,750円が目途となる。

先物手口に記した野村大口売りの相対はABNアムロの買いとなっており、先物とオプションが同方向のポジションに傾いている。

・今後の日経平均予想

 
本日の日経平均は安値23,203円、終値-5円安・23,290円と膠着ながらも下げ渋りの展開となった。

冒頭に記したとおり、ダウ平均が-60ドル安と小幅安となったものの、S&P500・ナスダック総合指数ともに堅調に推移したため、買戻しが入ったと見ている。

米国株の超目先は堅調またはもみ合いを予想しているが、その後は利益確定売りによる反落があると見ており、東京市場・先物手口に見る不穏な売りが波乱を生む可能性があると見ている。

ただ、日経平均は9月SQに向けては上昇と予想しており、日柄的に来週前半の悲観は買いの可能性が高い。

現時点での想定下値は22,800円~22,950円。

※19:30追記
なお、仮に日経平均の反落局面にソシエテの9月限先物ミニ売りに買戻しが入らないか、先物の買いが弱い場合は9月SQ明けまで日経平均が停滞する可能性があり、先物手口の動向に引き続き注意を払っていきたい。

スポンサーリンク
counter