2020-09-21

波乱予想が的中か?:今週及び今後の日経平均予想(9/21)

今週の日経平均については、かねて筆者が予想しているアニバーサリーボトムとなる期末配当権利取り最終日に向けて弱含むかどうかが焦点となる。

判断材料としては、日経平均の動向に最も影響を与えるダウ平均が、一昨日にアップした週間予想どおり27,477ドルを下抜くか、もみ合いから反発に向かうかを見極める必要があると見ている。

(9/21-18:30現在、ダウ先物は-440ドル安・26,210ドルと27,477ドルを約200ドル下回っており、この後の現物市場での動向が注目される)

なお、ダウ平均の週末時点の50日線は27,476ドルと先週の安値と合致しており、節目の価格帯として意識されることから、今週の動向を見定める上での重要な節目価格となる。


足元のダウ平均日足チャートは急落後のもみ合いとなっており、このもみ合いは中段保ち合いの可能性が生じており、今後、二段下げの核心に進んとしても不思議ではない。

二段下げとなった場合の下値は、ダウ100日線が27,002ドルと心理的節目の27,000ドルに位置しているが、価格的にやや物足りなさがあることから75日線・26,371ドルと200日線・26,325ドルが下値目処と考えられる。

これら二つの移動平均線は相互に近接していることから、26,300ドル処は強力な下値サポートになると見ている。

想定されるダウ平均の下値目処の価格を日経平均に当てはめた場合、おおよそ次の価格帯が下値目処と想定される。

  • ダウ平均 27,476ドル → 日経平均 23,000円
  •   〃  27,000ドル →      〃     22.600円
  •   〃  26,300ドル →      〃     22.000円

ダウ平均が最も浅い押し目の27,476ドルで折り返した場合は週内の折り返しが想定されるが、前述のとおり、下値試しとなれば27,476ドルでは下げ止まらない可能性が高いと見ている。

となれば、日柄的には、ダウ平均 27,000ドル(日経平均 22.600円) の第二の下値ケースではアニバーサリーボトム゛が適用され、9/28期末配当権利取り最終日~月末の日柄での到達が想定され、もう一段のダメ押しとなる第三のケース・ダウ平均 26,300ドル(日経平均 22.000円) のケースでは10月第2週が安値日柄として想定される。

株価は、まさかここまでは下がらない(上がらない)だろうという安値・高値までススッと動くのが常であることから警戒は怠らないようにしたい。

なお、最も深い旧セクとなる日経平均が22,000円付近まで下落する第3ケースにおいては、昨日記した " 解散総選挙と株価動向について(9/20)" のとおり、解散総選挙の機運が一気に盛り上がることも想定される。 

スポンサーリンク
counter