2020-09-23

ダウ27,000ドル割れかの下落シナリオが有力か?(9/23)

・相場概況

本日の日経平均は、昨夜のダウ平均が+140ドル高と反発し、直近二日間のの大幅下落が-230ドル程度に和らいだことから、金曜の先物ナイト終値に対しやや小高く始まった。

ただ、その後は金曜終値比-200円安まで売られたものの、売り方の買戻しに後場からの日銀ETF買いへの便乗買いが加わり、金曜終値近くまで戻して引けた。

・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
 (本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)


注目のゴールドマンは-2,052枚のやや大きめの売り越しとなり、買い建玉を5,450枚まで縮小させた。

買い方のソシエテは-2,081枚の利益確定売りとなっている。ラージ売り・ミニ買い。

なお、同じく買い方のバークレイズが2,056枚の買い越し、野村証券が1,543枚の買戻しと本日の日経平均の底堅さを演出した模様。



・ABNアムロのオプション手口

 → こちら 
(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)

 

売り買い拮抗も、22,750円ショートプットを大きく買いみどしているほか、足元の価格帯ではプット買い・コール売りを繰り出しており、転換点に向かう雰囲気も漂っている。


・今後の日経平均予想

 
引き続きダウ平均1時間足チャートから見ていく。

一昨日の取引において、第2の下値目途となる27,000ドルタッチまで下げたことから、足元の上昇は自律反発と見ている。


27,000ドルは心理的に節目価格でもあるため、相応の抵抗があると思われるが、一昨日の寄付きでの窓空けとなっていることから、この窓を埋める27,500ドルにて戻り達成となる可能性があると思われる。

18:30現在のダウ先物は27,380ドル近辺に位置しており、本日、この窓に対してどのような値動きをするかが焦点となる。

筆者の予想としては、チャートに図示したとおり、27,500ドルで上値を抑えられるとみており、週内をかけて27,000ドルまて再度戻るのではないかと見ている。

なお、ナスダック総合指数については、一昨日はポリンジャーバンド-2σタッチまでの下落を経て、昨日は反転となっている。



第一目標であった10,000ポイント達成からの反発となっていることから、昨夜の反発は相応の反応と見ている。

今後のメインシナリオとしては、ナスダック総合指数は-1σを明確に上抜けることができず、-2σの下降を伴うバンドウォークとなるのではないかと見ているが、10,000ポイントでは下げ渋りから反発に向かうと見ている。

前置きが長くなったが、日経平均については、引き続きダウ平均27,000ドル割れから26,300ドル到達を意識した下落シナリオが有力と見ており、22,000円~22,200円をうかがう展開になると見ている。

日柄としては、目先は堅調に経過したとしても、来週の期末権利落ち日の-170円安を契機に弱含むと見ており、10月第2週がいったんの底打ちと見ている。

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