2020-09-12

米MSQが重石に?:来週のダウ平均予想

昨夜のダウ平均は、昨日の筆者予想である "1時間足チャートの直近高値を結んだ28,000ドル付近が上値抵抗線として意識される " の予想どおり高値は27,828ドルと28,000ドルまで170ドル程度で押し戻さ131ドル高(0.48%高)の27,665ドルでの大引けとなった。

また、昨夜の日中足は、27,828ドルで反落した後に27,800ドル付近まで2度反発するも、同水準にて上値を抑えられており、昨夜の27,800~28,000ドルは重要な上値の節目として意識された可能性が高い。

なお、S&P500は0.05%高とダウ平均に劣後しており、ナスダック総合指数については0.6%安と売り優勢にて推移していることからも、米国主要3指数は弱気入りした可能性が高いと見ている。

ダウ平均のポリンジャーバンドは、かろうじて-1σを維持しているものの、ナスダック総合指数は既に-1σを割れており、週明けにも目先の反発はあっても、やはり上述の27,800~28,000ドルにて上値を抑えられ、再度下値模索に入ると見ている。

※チャートについて:本日は普段使用しているツールがメンテナンス中のためチャートの添付はありません。ご了承願います。

米国主要3指数について弱気と見る理由として、残るところ5営業日後に迫った9/25の米メジャーSQ(トリプルウォッチング)の存在がある。

9/3高値からの短期間にてここまで大きな亀裂を入れていることから、需給は売り方優位に傾いており、週末の米メジャーSQに向けては、売り方の買い戻しにより戻す場面はあっても、売り乗せや買い方の戻り売りが入りやすくなっていると見るからである。

したがって、米メジャーSQまでは、もみ合いと急落を繰り返す展開になると見ている。

ダウ平均の下値目処としては75日線・26,849ドル、7月のもみ合い水準・26,500ドル付近とみており、可能性は少ないと思われるが仮に26,500ドルを割れた場合は価格的節目となる26,000ドルが意識される。
 
なお、本格的な調整が訪れるとしたら、いったんの反発を挟んだ後と見ており、目先は来週末のSQ通過で持ち直すのではないかと予想している。

ただ、筆者想定どおり進むとしても、米SQ明けは東京市場が連休となるため、難しい判断を求められる相場となる。

スポンサーリンク
counter