※本日は所用により記事を書く時間が乏しかったため、やや短めの内容となります。
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休場明けの日経平均については先週・木曜の段階では下落に警戒していたが、金曜の東京時間のダウ先物が-200ドル安と違和感のある突如安で推移したことなどから、上方向への仕掛けの可能性があると金曜日に記した。
結果として、どうやら休場明けの日経平均は+300円程度ギャップアップして寄りつきそうな雰囲気となっている。
要因としては、昨日に記したとおり、需給は売り方の買い戻しが優勢となっていることが挙げられ、この好需給関係をベースに休場を利用した仕掛けが画策されたと見ている。
ダウ平均予想については一昨日に記したとおり、目先もみ合いを想定しており、今夜のダウ平均が先週・水曜に割った5日線をリカバリーすることができるかどうかが焦点となる。
5日線までの距離は-320ドルとやや大きく、日足MACDがシグナル線を急角度で割っていることから、回復するためには相応のもみ合いが必要と見ており、少なくとも週半ば程度までは5日線下または5日線でもみ合うものと見ている。
なお、本日も取引が行われている日経平均CFDは、下図の60分足チャートに見るように、25,420円付近での2点底から上昇となり、本日18:30現在、25,940円と最初の節目価格となる25,850円を上抜けてきている。
このまま25,850円を維持して明日の東京市場に引き継がれるかが焦点となるが、MACDの上昇が重いため、明確に上抜くにはやや力不足と見ている。
仮に、25,850円付近を超えて上伸するようだと次の節目は26,000円となり、25,850円を維持できないようだと、いったん反落しての出直しとなる。
(筆者想定では、おそらく後者になると見ており、いったん上値を抑えられ、MACDもゼロライン付近までは再度下降すると見ている)
ただ、この東京市場休場を利用したギッャプアップにより、日経平均のレンジは一段上がった可能性があり、今週の日経平均のレンジも先週想定していたよりも上方修正が必要と見ている。
これらのことから、今週の日経平均予想レンジは、上値目処が25,850円~25,950円で週初に達成する可能性があり、下値目処は25,550円~25,650円 (突っ込みがあれば25,420円)で週央または週後半に達成する可能性があると見ている。
(今週の週末の引け値は週の安値のタイミングによって異なり、早めに安値達成となれば25,700円~25,850円、週後半の安値となれば25,600円~25,700円と見ている)
なお、今後の日経平均予想については月末・月初まで26,000円を挟んでの高値もみ合いとなり、12月相場は27,000円到達の可能性があると予想している。