・相場概況
日経平均 26644.71 +107.40
TOPIX 1786.52 +8.27
出来高 15.3億株
売買代金 3.40兆円
・RSI (9) 日経平均 78.18
TOPIX 87.41 *
・RSI(14) 日経平均 82.54 *
TOPIX 80.81 *
・騰落レシオ 107.21
※ RSI(14)に続き、TOPIXのRSI(9)に買われすぎ圏に突入。
※ 騰落レシオは、現在の上昇ペースが続けば来週末に120超が想定されるが、いったん冷まして再来週のメジャーSQに頂点を持ってくる?
・本日の先物手口考察
データの集計方法の詳細 → こちら先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら
注目のゴールドマンは1,034枚の買い越しと小幅ながらも、日経平均の上昇値幅との比較ではやや買いが積まれている。
Cスイスは-481枚の売り越しと、昨日に続く売り手口を展開。
ソシエテは-146枚の小幅売り越しとなっているが、同じく買い方のバークレイズは-2,482枚売り越しと、週末要因からの大口利益確定となっている。
なお、ソシエテは売り越していた先物ミニ12月限の買い戻しを図っている。
野村は2,152枚の買い戻しと、週末要因からリスク回避の買戻しとなっており、総体的に週末を意識した持ち高調整の売り買いとなった模様。
・ABNアムロのオプション手口
かなり大規模にプット買い・コール売りを展開。
一方、JPモルガンがアムロとの手口とは対照的に積極的なプット売り・コール買いを展開しており、相場観が対立している。
・今後の日経平均予想
本日の日経平均は、昨日記したとおり" 先物筋の値幅取りによる方向感が出ないトレンドレス " の展開となり、ザラバベースでは26,400円台~26,700円への200円の上昇、次に26,400円台への200円の下落、そして26,700円への200円の上昇と方向感の定まらない展開となった。
欧州時間に入ってからは、東京市場の大引けに向けた上昇の流れを受けて26,700円近辺での取引となっている。
なお、日経平均CFD60足チャートでは、MACDが直近の高値位置に達しつつあり、目先は26,700円台チャレンジも定着できずに押し返される動きを想定している。
240分足チャートではMACDがやや下降気味の横ばいとなっていることから、いったんはMACDのゼロライン付近までの下降が相当と見ている。
ただ、本日も200円幅の上下動を繰り返しながらも終値は高く引けており、週末にかけての弱含みが見られなかったことから、上昇トレンドが継続していると見られる。
したがって、直近の反落からの反転パターンに見られるように、いったん40EMAに接近した後、切り返しのエネルギーで高値を取る展開を想定している。
なお、40EMAは現時点では26,180円付近に位置しており、仮に週初に押せば26,200円が下値目途となるが、週の経過とともにせり上がるため下値目途も切り上がりとなることが想定される。
今後の動向イメージとしては、冒頭の相場概況に記しているように、今週に入りRSI(14)80%を超える買われ過ぎ圏入ってきたが、短期指標となるRSI(9)が比較的低位にあったため堅調推移となった。
本日、TOPIXのRSI(9)が87.41%と買われすぎ圏に入ったが、日経平均のRSI(9)が80%を超えていないため、目先はTOPIXよりも日経平均優位の展開が想定される。
ただ、12月メジャーSQが二週間後に迫ってきており、足元の買い方優位の展開はSQまで続くことが想定されるが、さすがに向こう二週間の日柄があることを考慮すれば、いったん反落した後に高値を狙う展開が相当と見ている。
(一昨日の先物時間外安値26,180円に現物市場がタッチすることなく上昇している点に着目しており、この点からも来週は現物市場にて26,180円にタッチするのではないか?と見ており、この見方は上述の40EMAとも一致する)
騰落レシオも、現在の上昇ペースが続けば来週末に120超が想定されるが、いったん冷まして再来週の東京市場MSQに頂点を持ってくるのではないか?と予想している。
なお、来週以降、下押しがないまま騰落レシオ120超・RSIの80%超が示現した場合、または感染者増大に歯止めがかからず経済活動に制限が加えられる流れとなった場合には、東京市場MSQを待つことなく大きく下落(25日線・25,000円割れ程度?)の可能性があることから、過度の楽観には警戒すべき局面と見ている。