2020-11-26

目先小休止も、その後の流れは利益確定か?(11/26)

・相場概況

 日経平均  26537.31 +240.45
 TOPIX     1778.25 +10.58
 出来高      11.6億株 
 売買代金  2.47兆円 

・RSI (9) 日経平均 72.48
      TOPIX 70.63
・RSI(14) 日経平均 83.07 *
             TOPIX  80.84 *

・騰落レシオ    107.65


・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら  

注目のゴールドマンは612枚の小幅買い越しと、今週に入って引き続き様子見姿勢を強めている。

Cスイスは-1.120枚を売り越し、プラテンからの再度の売り越し基調へと変化している。




ソシエテは-145枚の小幅売り越し、同じく買い方のバークレイズも250枚買い越しと、様子見姿勢となっている。

野村は1,013枚の買い越しと、日替わりでの売り買い逆転となっている。



・ABNアムロのオプション手口

プット25500を小幅買戻しも、足元の価格帯でのプット買いに26500から上のコール売りと全体的には売り基調か?



・今後の予想

◎ダウ平均

前日の上昇から一転下落となった。

ただ、ボリンジャーバンド+1σがサポートとなり、かろうじて鯨幕は避けたられた形となった。

コロナワクチンによる景気回復期待と金融緩和の巻き戻し懸念とのせめぎあいから上値の重い動きが続くと見ており、バンドウォークへの発展の前に、いったん下押すと予想している。


引き続き、目先は直近もみ合いレンジ内の往来、または直近窓埋めまで反落による25日線との乖離縮小が進むと同時に、MACDのゼロラインまでの低下を予想している。




◎日経平均予想

本日の日経平均は、昨夜の先物ナイトで25,180円安値をつけたことにより、前日高値から-500円を超える下押しとなったことに加えて、今夜の米国市場休場を前に売り方のポジション調整の買戻しが入り、+240円高・26,537円と大幅上昇となった。


なお、東京時間の日経平均終値ではMACDがわずかにシグナル線を上抜いてきているが、誤差の範囲と見ている。

なお、先物は現物・大引け後に現物終値比+50円高で引けたが、19:00現在の日経先物は-90円安と(CFD値は-40円安)と、先物買戻しのオーバーショートが剥げた形となっている。

これにより、日経平均CFDの日足MACDはシグナル線に頭を抑えられた状態が継続している。


今晩の米国市場が休場であることから明晩・週末の米国市場は閑散が予想され、週末・週初の日経平均は、先物筋の値幅取りによる方向感が出ないトレンドレスの動きとなる可能性がある。

ただ、本日の日経平均が上げた分、明日は弱含みの展開となる可能性があると同時に、本日、西村経済再生相が足元の感染者増加ペースの速さから "緊急事態宣言も視野" と発言していることから、来週末に向けて目先の利益確定売りを誘う流れになりやすいと見ている。

なお、足元の感染者増加ペースの速さを無視して日経平均を吊り上げた場合には、その後に大きめの反動が起きやすいとともに、今以上に難解な相場となる可能性がある。

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