2020-12-12

12/14及び今後のダウ平均の見通し(12/14)

昨夜のダウ平均は寄り付きから下落したものの、週末要因や30,000ドルの心理的な節目などを意識した買いに支えられて下ヒゲ・ローソク足となり、+47ドル高・30,046ドルの大台復帰で週を終えた。

ボリンジャーバンドでは、引き続き+1σ割れが続いており弱気の見方が有力と思われ、昨日の記事にて "ダウ平均の陰転が濃厚となっている" と記した考えに変わりはない。

今後、基準線タッチで底堅さを見せるかが焦点と見ている。

ただ、足元から、いったん上に振ってきた場合にはボリンジャーバンド+2σの降下と価格との交点での反応が注目される。

(メインシナリオは+2タッチからの反落と見ているが、直近の横ばいにより調整完了となり、+1σ~2σのバンドウォークの可能性も残されている)

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ナスダック総合指数についても、一昨日より筆者が記しているとおり+1σの攻防となっている。

ただ、ナスダックについては+2σ・-2σが上下方向に拡散を始めており、想定どおり指数が基準線に向けて反落した場合は、足元の上昇トレンド一服になると見ている。

MACDもゼロラインに向けて下降中であり、指数の基準線への下降とMACDのゼロライン・タッチが同時に起きると見ている。


なお、MACDのゼロライン・タッチではいったんのテクニカルリバウンドを挟むと見ている。

下図はダウ先物・一時間足チャートであるが、ダウ現物市場で割れなかった29,800ドルを寄り付き前に割れており、目先は弱含みが濃厚と見ている。


昨日記したとおり、ザラバで29,900ドルを一時下回ったことから、来週は29,600ドルまでの下落(一時的には29,442ドル安値も)があり得ると見ており、ダウ平均の基準線割れ、ナスダック総合指数の基準線タッチ・MACDのゼロライン・タッチが同時に起きる可能性がある。

これらのことから、12/14週のダウ平均の見通しについては、東京市場のSQ週が週半ばにかけて反落し、SQ算出日に強引な吊り上げがあったが、これと同様の展開を想定している。 

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