昨夜のダウ平均は寄り付きから下落したものの、週末要因や30,000ドルの心理的な節目などを意識した買いに支えられて下ヒゲ・ローソク足となり、+47ドル高・30,046ドルの大台復帰で週を終えた。
ボリンジャーバンドでは、引き続き+1σ割れが続いており弱気の見方が有力と思われ、昨日の記事にて "ダウ平均の陰転が濃厚となっている" と記した考えに変わりはない。
今後、基準線タッチで底堅さを見せるかが焦点と見ている。
ただ、足元から、いったん上に振ってきた場合にはボリンジャーバンド+2σの降下と価格との交点での反応が注目される。
(メインシナリオは+2タッチからの反落と見ているが、直近の横ばいにより調整完了となり、+1σ~2σのバンドウォークの可能性も残されている)
ナスダック総合指数についても、一昨日より筆者が記しているとおり+1σの攻防となっている。
ただ、ナスダックについては+2σ・-2σが上下方向に拡散を始めており、想定どおり指数が基準線に向けて反落した場合は、足元の上昇トレンド一服になると見ている。
MACDもゼロラインに向けて下降中であり、指数の基準線への下降とMACDのゼロライン・タッチが同時に起きると見ている。
なお、MACDのゼロライン・タッチではいったんのテクニカルリバウンドを挟むと見ている。
下図はダウ先物・一時間足チャートであるが、ダウ現物市場で割れなかった29,800ドルを寄り付き前に割れており、目先は弱含みが濃厚と見ている。
これらのことから、12/14週のダウ平均の見通しについては、東京市場のSQ週が週半ばにかけて反落し、SQ算出日に強引な吊り上げがあったが、これと同様の展開を想定している。
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