2021-01-17

今週及び今後の日経平均予想(1/17)

現時点では日米相場ともに下記の基本見通しを立てているが、今後の相場動向により、必要があれば修正を加えていく。

◎ダウ平均予想


週末・金曜のダウ平均は-177ドル安となり、安値は30,612ドルと金曜夜にアップした筆者の目先予想の下値目処30,600ドルのとおりとなった。

30,600ドルを下回った場合は30,400ドルが次の下値目処と見込まれるが、高値からの下落かやや急であることから、いったんの反発後に再度30,600ドルを試し、30,600ドルを割れるならば30,400ドルを示現する可能性があると見ている。



なお、いったんの反発と記したが、実際はもみ合いとなり、日中足での動きとなる可能性があると思われる。

ただ、ダウ平均の足元のレンジは下値30,400ドル~30,600ドル、高値は31,000ドルでのもみ合いと見ており、いったんの反発後に30,600ドルまたは30,400ドルまでの下押しとなれば、次はレンジ上限の31,000ドルに向けて買い進まれると見ている。

31,000ドル接近後は再度レンジ下限を試す下落となる思われるが、下値は徐々に切り上げる動きとなり、31,000ドルを上限とした三角保ち合いになると予想している。

なお、三角保ち合いは昨年の大暴落のアニバーサリーボトムとなった3月中旬まで続き、その後は比較的大きな下落が生じると見ている。


◎日経平均予想


基本的には、上述のダウ平均の動きを忠実になぞる動きになると予想している。

目先の動きは、やはり金曜夜にアップした筆者の目先予想と変わらず、下値目処は28,400円及び28,000円~28,200円と見ている。

(金曜ナイトの日経平均CFDは28,239円と28,400円を割っていることから週明けは28,000円~28,200円が下値目処となりそうだが、28,200円は堅いと思われる?)

流れとしては、週初は28,000円~28,200円でサポートされ、安値から300円~400円ほど戻した後に、再度の下値試しとなった後、29,000円に向けて反発すると見ているが、今週については週初の下落を受けて大きめに反発した場合は翌日以降、下方向の動きとなりやすいと見ている。

したがって、今週の日経平均の予想レンジは28,200円~28,600円と見ているが、週央が高ければ週末は下押しとなる可能性があると見ている。


来週以降の日経平均については、1月相場での約2,000円の上昇に対する日柄調整として、28,200円~29,000円±200円レンジの動きになるのではないかと予想しており、29,000円接近では利益確定売りに押され、結果、29,000円付近を上限とし、下値が徐々に切り上がる三角保ち合いを形成すると予想している。

この三角保ち合いは2月下旬から3月中旬まで続き、その後は比較的大きな下落が生じると見ている。


ここでの下落は3月中旬から1ヶ月程度の値幅調整となり、値幅は約2,000円、下値目処は直近のもみ合い水準である27,000円を少し割れた水準と見ているが、オーバーシュートが生じればもみ合いレンジの下限である26,300円まで下落する可能性がある。

なお、筆者の予想どおりに相場が進展した場合、この下落では日経平均寄与度の高い銘柄が下げを主導し、TOPIX銘柄の下げは限定的なNT倍率の修正が図られると見ており、底打ち後は息の長い上昇相場が続くと予想している。

スポンサーリンク