2021-01-24

今週及び今後の日経平均予想(1/24)

◎今週の予想
週末の日経平均は、時間加勢に入りダウ先物が急落したことにより、日経平均CFDは19時頃に28,448円安値(日経先物は28,390円安値)をつけたが、米国時間に入り、ギャップダウンで寄りついたナスダック総合指数のプラス転換やダウ平均の下げ渋りから28,589円と安値から140円ほど戻してタイムアップとなった。

なお、金曜ナイトの日経平均CFDの安値28,448円は、前々日に筆者が記した "下値目途28,440円±100円(28320円~28,540円)" の予想どおりの結果となった。

先週一週間の日経先物1時間足のチャートは次のとおりとなり、概ね28,400円~28,800円のもみ合いとなっている。 


今週については、28,630で引けている金曜ナイトの日経先物が上下どちらの方向に振れてくるがが焦点となる。

3移動平均線ともに28,600円付近に収れんしており、次に振れる方向が週前半の動きを決めると思われるが、先週の日経平均は28,800円でダブルトップをつけた後、下向きに推移しており、足元の28,600円から速やかに上を狙うには調整不足と感じることから、下向きの流れを継続しやすいと見ている。

したがって、週前半については、もみ合いながらも下方向に推移するのではないかと見ている。

下値目処については、1時間足チャートに付記した3つの価格が節目になると思われ、まずは28,400円試しとなれば、(3度目のチャレンジとなるため) おそらく割れる可能性が高いと見ており、先物価格で28,300円、28,200円が実質的な下値目処になると見ている。(日経平均については20円ほど高い位置か?)

※18:30追記
週前半に下値試しとならなかった場合は、28,500円~28,600円がサポートか?

なお、金曜の記事から、先物手口に「前日夜間」と「当日日中」の内訳表記を行ったとおり、アムロやCスイス、ソシエテが夜間と日中とで逆の手口を繰り出し、結果として超短期での鞘取りとなるブレを加速させているため、一見して方向感の乏しい上下に揺れながらの動きになると思われる。


ただ、28,200円~28,300円は1/19の日経平均391円急伸の始点となるため、ここまでくれば、週末または次週に向けた反発に向かう可能性が高いと見ている。

なお、日経平均が381円高となった前週の先物手口は下表のとおり、野村が売り越し継続であるが、バークレイズの売りは利益確定であり、その他は売り買い交錯のもみ合いとなっており方向性は見られないため、今週についてもレンジでのもみ合いと予想している。

(アムロの先物買い越しはオプションとセットのため先物単体では解析しにくい)


これらの今週の日経平均の予想レンジは下値目処が28,300円±50円(28,250円~28,350円)で週前半に達成する可能性があると見ており、高値目処は週後半に28,700円~28,800円を目指す動きになると予想している。

なお、28.200円を明確に割れた場合は28,000円付近にていったん底打ち反転が予想されるが、1/15の28,979円で目先の天井を打った可能性が生じるため、反発はテクニカルリバウンドに留まる可能性がある。


◎今後の予想

日経平均は3月中旬の底打ちから7,000円上昇後にもみ合いとなり、再度、もみ合い時の安値から1/15の高値にて7,000円上昇している。


したがって、仮に1/15高値・28,979円を上抜けない場合は、高値到達意識が生まれ、調整期間に入り、目先27,000円程度までの下落が生じる可能性があると見ている。

反面、28,979円を上回った場合には29,200円が視野に入り、29,200円を超えて続伸する場合には向こう3ヶ月~5ヶ月の間に32,500円(29,000円+7,000円×0.5)に通達する可能性があると見ている。

可能性としてはどちらもあり得るが、現状においては後者の32,500円を目指す展開がやや優位と感じられる。

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