1月15日(月)
◎相場概況
日経平均 28822.29 +190.84
TOPIX 1862.00 +5.36
出来高 10.1億株
売買代金 2.10兆円
・RSI (9) 日経平均 66.12
TOPIX 52.53
・RSI(14) 日経平均 73.33
TOPIX 72.43
・騰落レシオ 99.83
・裁定取引株数
(2営業日前・単位:百万株)
売り468-買い174
※RSI・騰落レシオともに中立圏で推移
裁定取引株数が前日比で買い増加、売り減少
◎先物・オプション手口集計・考察
(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っています)
・先物手口
注目のゴールドマンは122枚買い越しと小口の取引にとどまっている。
ただ、前日夜間の急落で買戻し、本日日中で売り越している点に注目している。
Cスイスは1,641枚の買い越し。
ソシエテは前日夜間・本日日中ともに売り買い交錯。なお、差し引き手口は小口ながら、取引総量は売り買いともに3.8万枚と積極的な短期取引となっている。
野村は前日夜間・本日日中ともに小口売り越し。取引総量は売り6,300枚・買い5,000枚。
・ABNアムロのオプション手口
小口ながらコールオプションの利益確定売りが優勢であり、先物手口と同一方向?
◎日米市場の現況と今後の予想(短評)
昨日・日曜にアップした日経平均の週間予想レンジ:28,300円~28,800円。
筆者は週前半安・後半高を想定していたが、本日の日経平均大引けは+190.84円高・28,822.29円と週間予想レンジの上限に達して週が始まった。
週末のナスダック総合指数の上昇を背景に、本日の決算発表が行われた日本電産の好決算を先取りした指数買いであり、先物手口からはゴールドマンの買いがこの上昇に大きく貢献していると思われる。
(なお、日本電産は好決算ながらも、四季報予想のコンセンサスからは微増であることから、サプライズ感は乏しいと思われる)
日経平均寄与度では、ファーストリテイリング・エムスリー ・東京エレクトロンの3銘柄で日経平均を130円吊り上げており、TOPIXの上昇率は日経平均の3分の1であり、このまま持続的な上昇に発展するようには見えず、引き続き上述のレンジ内のもみ合いと見ている。
ただ、本日、レンジ高値で始まったことから、週前半高・後半安の展開を予想している。
なお、日経平均・TOPIXともにMACDが急低下しており、MACDのゼロラインタッチと指数の25日線タッチまのいずれかの下落後に反発に向かう可能性がある。
なお、筆者想定どおりの動きとなれば、日経平均よりもTOPIXのほうが25日線乖離が小さく、TOPIXの25日線タッチでの上昇開始の可能性が高いと見ている。
足元で40ポイント近くのTOPIXと25日線の乖離は、概ね向こう1週間前後で30ポイント前後に縮まると見ており、日経平均では300円程度下の28,500円が焦点になると予想している。
したがって、目先、日経平均の予想レンジは28,400円~28,800円±100円に微調整し、週末にかけて売り仕掛けが入った場合は28,300円程度の下押しがあれば比較的大きめに反発しやすい一方、深押しなく28,500円~28,800円程度のもみ合い継続となれば2週間前後のヨコヨコになりやすいと見ている。
※21:23追記
欧州株の下落がきつい。特にDAX指数は日経平均の先行指標となる場合が多い。
足元の時間帯では240分足25MAと75MAのデットクロスの兆しが生じており、今晩、長めの下ヒゲとならず、明晩も続落となった場合は日足ベースでの調整に発展する可能性があり、日経平均のサブシナリオとなる1/14高値が目先の天井となり、保ち合い下放れへの警戒が必要となる。