2021-02-24

日経平均カウント(アップデート・2/24)

昨夜、週末に作成した筆者の波動カウントを紹介したが、昨夜のダウ平均が一時-400ドル安から全値戻しの切り返すなど、乱高下の展開となっており、(前日比ではほぼ変わらずと大きな変更には至らないと見ているが)、カウントの多少の見直しが必要となる可能性が生じている。


(筆者の想定カウントは日経平均(現物及び先物のMIX)を元に計算していることから、ダウ平均が日経平均の流れとは異なる動きとなった場合はカウント見直しが必要となる)

昨日のような東京市場が休場の場合は、日経先物の立会が行われておらず、CMEとCFDのみの取引となっているため、値が飛びやすい傾向にあるが、日経先物の取引額がCMEやCFDよりも圧倒的に多いと筆者は見ており、目先は昨夜乱れた需給の整理が行われるが、比較的早期に従来のカウントに戻っていくと見ている。

ただ、まったく影響がないとは言えないことに加え、5分~15分の短い時間軸のカウントは変動しやすいため、運用にあたっては現実に生じた価格を元に細かくアップデートしていく必要がある。

(デイトレやスィングなどの超短期トレードの肝要は想定カウントの価格を基準としつつも、これに固執せず、目の前の5分~15分MACDや移動平均線での判断で見ていくのが良いと思う)



本日については、前場のMACD安値更新場面での29,840L、その後の25MAタッチの30,050Cがトレードポイントとなった。

なお、大引けにかけて売られているが、5分足25MAまたは75MAまでは戻る可能性があると見ている。
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前置きが長くなったが、現在のカウントは左記の2通りを想定している。

引き続き一昨日に作成したカウントが継続している『想定1』と昨夜のCME安値29,650円からの反発によりつけた29,840円(現物・先物日経平均では29,840安値)にてA-3波を達成した『想定2』である。

この想定2では、A-4、A-5ともに達成しており、目先は29,875円高値(実践としては29,840-29,900円の範囲)の可能性があると見ている。


(想定1では29,600円処が次の転換点となり、想定2では29,875円が次の転換点となる。なお、大引けでは29,700円を割れて引けているが、昨夜の米国市場は右肩上がりで推移していることから、ダウの序盤は買い戻しの流れが続くと見ており、想定1、想定2のどちらとも言い切れない)

ただ、これはあくまで作成時点のカウントであり、ダウ平均が想定以上に(上下ともに)大きく振れた場合には再度の見直しが必要となり、日経平均の終値・ダウ平均の終値段階で常に修正を加えていく必要があることは言うまではない。

また、足元では日米ともに短期下降トレンドに入っていると見ており、特に米国市場は昨夜のダウ平均のように急変動が起こりやすいため、オーバーナイトのポジションや想定を過信した発注には十分な注意が必要と見ている。

しかしながら、分足、日足、週足とチャートの時間軸を広げていくことによって想定値幅は広がるが、精度は比較的高くなる傾向にあり、現時点の日足ベースの短期的な下値目処29,200円処(現実的には29,000円~29,400円)については変更していない。

なお、このカウントにかかる筆者の記述は、価格目処をお伝えすることを主眼としているものではなく、価格目処についての考察や予想方法をお伝えしているものです。

※18:30追記

本日の先物手口はゴールドマン・JPモルガンの利益確定売り。ソシエテはラージ買い・ミニ売りを繰り出しており、いつミニを買い戻しにくるかが焦点。



なお、上に貼った先物5分足チャートのクロージングタイムのMACDにマークしたとおり、絶妙の買いポイントとなった。

筆者は29,680L - 29,880Cで先ほど売り埋めとした。下値は29,700円を基準に考えていたため、(引け近くでの見切り売りは予想していたが)ポジションが少し早かった点が反省材料。

29,880円売り埋めは、MACD+30と本日昼のもみ合い水準であることから少し早めと思いつつ場中に発注しておいた。

上述のとおり、米国時間まで待っていれば29,900円~29,980円到達の可能性もあると見ているが、いったん29,800円水準までの下押し後と見ており、監視の労と時間を省くため及び想定どおりに進まなかった場合の後悔が嫌なので早めの利確発注とした。

(筆者も上手くいくことばかりではないが) 超短期トレードの参考になれば幸いである。

なお、筆者想定のカウントどおりに進めば、本日53%のRSI(9)が来週初めに10%~20%に低下する見込みであり、短期的な転換点になると見ている。(少し長めに買いポジを持てるのでは?)

明日は投資主体別売買動向が公表される予定であり、海外投資家や年金、個人信用の動向に注目している。明日または明後日に内容と分析をアップする予定。

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