米国市場の現況と予想
米国市場については、昨日、筆者がダウ平均は「下方転換リスクを孕んでいる」、ナスダック総合指数は「目先は反発しやすい地合」と記したとおり、ダウは-234.33ドル安(-0.71%)の大幅安、ナスダックは+99.07ポイント高(+0.76%)の反発と想定どおりの展開となった。
ダウ平均は、ボリンジャーバンドでは+2σから+1σへの放物線を描く綺麗な下降となっている。
目先は、買い戻しによる小反発が期待されるが、引けまでは続かず日中足での反発にとどまる可能性がある。
むしろ、+1σをいったん割り込み、チャートに引いた32,279ドル(33,000ドル)付近まで売られる形となった方がしっかりとした自律反発に向かいやすいと見ている。
ただ、直近の上昇幅の大きさや日柄から考えれば、少なくとも基準線あたりまでの下落が相当と見ており、勢いがつけば基準線を割り込み、-1σ(今後、下降すると見ており31,000ドル程度か?)までの下押しとなる可能性もあると見ている。
MACDについても、いったんは+50付近で反発するも、下降してくるシグナル線に頭を抑えられ、再度下降に向かうものと見ており、ゼロラインを割り込むことが想定される。
一方、ナスダック総合指数のボリンジャーバンドは、ナスダック指数が+2σから離脱後、-2σタッチまで一気に下降したことから自律反発に移ったものの、基準線で頭を抑えられ、再度-2σへの下押しとなった。
ただ、二度目の下押しが-2σを割れる大きなものとなったことから、その後はいったん基準線の上に頭を出す大きめの反発となったものの、バンド各線が下向きであることから利益確定売りに押され、昨日の-1σタッチまでの下落後、筆者想定どおりの反発となった。
このように、ナスダックについては先行して利益確定売りに押されたため需給がこなれてきていることから、目先はダウ平均との市場間ローテーションにより、買われやすい地合が続くと見ている。
ただ、あくまで一時的な避難としての買いであり、目先はチャートに図示した13,604ポイント(昨夜の終値から約400ポイント上方)付近または+1σが上値目処と見ており、日柄的には一週間程度ではないか?と予想しており、自律反発後は再度下落に向かうと予想している。
今後のダウ平均価格予想
足元の調整は3/4安値からの上昇に対する調整と見ており、FOMC・トリプルウィッチング(メジャーSQ)通過による出尽くしの下落と見ており、理に適った調整である。
足元では60分足75MAに下値をサポートされているため、週明けは反発して始まると見ているが、上方には下降するMAがレジスタンスラインとして迫っており、大引けまで値を保つことは難しいかもしれないと見ている。
やはり、目先は38.2%押し32,325ドルまたは50%押しの31,890ドル(32,000ドル)程度までの下押しとなれば自律反発になりやすいと見ている。
ただ、本格的な反騰には日柄不足であり、上値は75MAに頭を抑えられ、再度の下押しになると見ており、チャートに付記した61.8%押し、76.4%押しなどが次の下げ止まりのポイントになると予想している。
まとめとしては、目先は小幅もみ合いが想定されるが、その後は値幅を伴う下落と、もみ合いを繰り返しながら3週間~4週間程度をかけて31,000ドル付近まで調整すると予想している。