2021-04-06

今後の日経平均予想(4/6)

本日の相場概況


本日の日経平均は、米国株高により高値で始まったものの先物にまとまった売りが入すったことから急落となり、昼休みを挟んで幾分買い戻されたものの、後場も売りの勢いは止まらず高値から一時600円近く下落した。

日経平均終値は392円安・29,696円。

なお、異変は昨夜の段階から始まっており、昨夜のダウ平均は寄り後に300ドル高(うち200ドルについては前日に織り込み済み)で推移していたにもかからわず、日経先物ナイトの上値が重かったことに加え、クロージング近くでの急伸が本日の下落を示唆していたと言える。(詳細後述)


東証一部の概況は以下のとおり。

日経平均  29696.63 -392.62
TOPIX   1954.34 -29.20
出来高   11.3億株 
売買代金  2.49兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 74.98
           TOPIX    57.91  
・RSI(14) 日経平均 47.68
          TOPIX    44.59

・騰落レシオ   122.64




日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜の休場明けのダウ平均は、雇用統計の上振れや日経平均の上昇を背景に373ドル高・33,527ドルと大幅高となった。

ボリンジャーバンドは先週の+1σタッチからの急伸となっており、好ましい形状と言える。

今夜のダウ平均については、金曜・月曜と休場となっていた欧州市場が、ダウの大幅高と本日の日経平均の下落を天秤にかけて、どのように織り込むかが焦点となる。

MACDは上昇に転じて間もないことから初動にあると見ているが、日経平均に倣って利益確定売りが入るかどうか?



昨夜のナスダック総合指数については、ダウ平均の1.13%を上回る1.67%高と力強い上昇となり、ボリンジャーバンド+2σに到達した。

ボリンジャーバンド全体の傾きは、下向きからの転換が始まったばかりであるため、目先は高値もみ合いが相当と見ており、目先は+1σと+2σの往復により、方向感を確かめる展開と予想している。


したがって、ダウ・ナスダックともに目先はもみ合いになりやすいものの、モメンタムは上方向を目指していると見ており、方向感を確かめる局面と見ている。



(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 



注目のゴールドマンは-107枚の小口売り越しと、引き続き様子見姿勢となっており、本日の下落には反応していない。

Cスイスは-2.900枚を売り越し、売り越し幅を広げているが、主体的な売りではなく、日経平均の下落幅相応の相場追従の売りと見ている。

買い筆頭のソシエテは、ここのところ売り越しが続いていたTOPIX先物については、前日夜間で売り越しも、本日日中では買い越しており、TOPIXのチャートが下げ止まる可能性があり(詳細後述)、今後の手口に注目している。

なお、引き続き4月限ミニの売りを積んでいる点は留意したい。



ABNアムロは、先物大幅買い越し、オプションについては本日の終値水準では買いになっていると思われる。




今後の予想 


冒頭に記したとおり、本日の日経平均は、先物が約200円のギャップアップ高値から600円近く下落し、日中も大きく戻す場面なく、前日比-398円安で引けた。

ただ、昨夜から本日の急落の予兆はあった。

日経先物ナイトは、ダウ平均が序盤+300ドル高となっても(東京時間のダウ先物は+200ドル高であったことから、80円~100円程度上昇しても良いはずが)上値が重く、日中終値付近でもみ合っていたことに加え、クロージング近くで+150円ほど急伸し、15分足MACDを短期的な上限となる+25まで跳ね上げていた。



そのため、前日日中~夜間での30,050円~30,100円の買いが一斉に利益確定となり、前日の膠着レンジからの上昇に対する価格にして4倍返し、MACDは3倍返しの-75の、目先的には売られすぎを示唆する急落になったと推測している。

ただ、きっかけは先物売りであるが、日中の値動きからは、現物主導で下げている傾向が見え、仮に推測どおり現物売りが下落の主因だとすれば、目先的には、ここからさらに現物を売り込むことは考えにくいと見ている。

また、一昨日記した日経平均週間予想レンジも下限は29,800円を想定しており、-100円は行き過ぎによるものであり、(今夜以降、早期に取り戻すことができれば)押し目の範囲内となる。

なお、本日、日経平均については5日線タッチにて下げ止まっており25日線は上向きであり、目先、5日線と25日線のデッドクロスは想定しずらい。

また、ここのところ転換の目安となり得ると記していたTOPIXが25日線にタッチしており、MACDもゼロラインを少し下回った。


TOPIXにおける25日線とMACDのゼロラインの二つの指標は、昨年11月以降の押し目からの反発局面に共通しており、翌日~数日後に下値が限定的、かつ反発して25日線を回復した場合には、目先、反発局面入りした可能性が高まる。

これらのことから、今夜以降のダウ平均が大きく下げず (理想的には今夜は小幅安・明晩+2σへの上昇 )となれば、日経平均も急速に買い直される可能性があると見ている。 ※ただし、ナスダック利益確定・ダウ続伸はあり得る?

なお、今夜または明日、日経平均が出直った場合であっても、28.900円までは自律反発の範囲内と見ており、28,900円を明確に超えて値を保つことができるかどうかが焦点と見ている。

また、仮に30,000円を超えた場合でも、目先は30,100円~本日の先物高値30,280円では上値が重くなることが想定される。

ただ、本日の日経先物の急落値幅の倍返しは30,800円となり、30,714円高値を超えることから、現時点での可能性は小さいと見ているが、スピード調整完了から高値奪回のシナリオも頭の片隅に置いておくべきかもしれない。

なお、現時点では上述のとおり、本日の急落は目先の需給による下落であると推測され、短期的な上昇トレンドを崩すものではないと見ている。

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