今週の予想
今週の日経平均は、ソシエテとアムロが繰り出している巨額の先物自己クロスの行方に左右されると見ている。
ちなみに、当ブログにて掲載した先週のソシエテとアムロによる巨額クロスは以下のとおりとなっている。
6/2(水)
6/3(木)
6/4(金)
アムロについては、ラージ換算10万枚を超えるクロスとなっており、ソシエテについても、7万枚程度のクロスを有していると思われる。
これらは、あくまで当日の主要なクロスをピックアップしたものであり、このほかにも同様のクロスが観測されていることから、総額はさらに上回ると見ている。
なお、一昨日も記したとおり、筆者はこれらクロスの多くは回収されていないと見ているが、あくまで筆者の推測に過ぎない。
(推測の理由としては、両建てのためノーリスクでの回収がいつでも可能であり、週末MSQに向けた仕掛けを目論んでいると思われることであるが、これも筆者の推測に過ぎず、裏付けの根拠は存しない)
このことから、(日々集計に大きな誤りがない限り)アムロがクロスを使って上を狙いに来ることは考えにくい。
(この点については。月曜の残高報告を注視する必要がある)
また、ソシエテとアムロがお互いに向こうを張って逆の手口を繰り出した場合には、両者の手口が打ち消し合うため方向感が出ず、相互に益が乏しいことから同方向の手口を繰り出してくる可能性が高いと見ている。
これらのことから、可能性としてはいったん下に振るケースが推測され、クロスの巨額から見ても、かなり下振れることが予想される。
(先物手口は日々公開されていることから、ソシエテ・アムロが束になって売ってきたところを買い向かう筋は乏しいと思われることから、一方向の動きになりやすい)
なお、自己クロスであることから、買い建玉で切り崩し、下方向のトレンドをつくった後は、利が乗った売建玉の買い戻しに入るため、日経平均は大きく切り返すことが想定される。
いわゆる「総悲観後の楽観」である。
ただ、今回の場合、アムロのオプションが下狙いに来ているため、MSQ前にこれらオプションのドテンができるならばSQ前に反転が訪れる可能性はあるが、通常であればSQ決済に回すと思われ、下向きのオプションをSQ決済とした場合、SQ前に期先コール買い等の反対ポジションを組成しない限り、SQドテン買いにはなりにくいと見ている。
また、先物についても、想定どおりSQに向けて下落した場合、SQ通過後の「ドテン買い前提の決め打ち」も危険である。
なぜなら、今回のクロスについてはほとんどを6月限で行っており、仮にクロス買いを売り爆弾に使用し、SQ前またはSQ通過後直ちに安値圏で先物買いを入れなかった場合、または6月限クロス売りを9月限にロールした場合には、SQ通過後のドテン買いは発生しないことが想定されるからである。
したがって、今週は日々の先物・オプション手口の些細な変化を注視していくことが必要となる。
なお、米国市場の見通しについては、昨日アップしたダウ平均予想のとおり、今週は高値波乱を想定しており、日経平均についても上述の巨額先物クロスの行方とともに難解な展開が想定される。
また、昨日追記した " G7 法人税の最低税率「15%以上を目指す」で一致 " については、バイデン大統領は21%提案から譲歩したと伝えられているが、改めて米国の法人税増税が意識されるされる展開となった場合、思わぬ安値となる可能性もある。
これらのことから、今週の日経平均予想レンジは高値目処は29,200円~29,300円、下値目処は直近上昇の38.2%押し・29,400円~29,600円と予想している。
週内の値動きとしては、週初29,100円~29,300円で堅調に推移した後、週央に反落するケースと、月曜の寄り付き後に反落(急落)するケースの2通りを想定している。
なお、SQ通過後に反転できない場合には、来週の米国MSQ週には、直近上昇の50%押し・28,280円付近、直近高値29,194円から1,000円を減じた28,194円、一部論者が指摘しているG7リスクが発生した場合には、目先的にも当該時点から1,000円~1,200円下落が予想される。
今後の予想(中期予想)
日経平均の中期予想については、先週記したとおり、上限29.400円~29,500円、目先的には、今週初の高値29.200円~29,300円付近が高値となる可能性があると見ている。
最新の2市場・信用取引残高(5/28申込み現在)についても、信用買い残は幾分減少したものの、依然として3.2兆円を維持しており、売り残は7,500億円と買い残の4分の1にも足りておらず、信用取引参加者の楽観の大きさを物語っている。
また、裁定取引については、6/2現在の金額ベースで、売りポジション810,769百万円に対し、買いポジション549,648百万円の売り長となっており、信用残に見る楽観とは対極となっている。
加えて、海外勢の先物手口(建玉)は、ゴールドマン・Cスイスともに小幅ながら売り越し、買い筆頭のソシエテについても2月中旬の約12万枚買い越しから現在の約6万枚買い越しと持ち高を半減させており、買いに傾くには未だ日柄・材料ともに不足を感じる。
これらのことから、先物海外勢は "Sell in May and go away, and come on back on St. Leger’s Day(5月に売って9月まで戻ってくるな)" を実践していると見られ、一方で個人の信用買いに見る楽観から、下を見に行く可能性があると見ている。
中期予想レンジとしては、先週の予想から変更がないため(また、長文でのタイプ疲れのため)、先週掲載の「予想イメージ」を再掲する。
目先、28,400円を割れた場合には27,500円または26,500円程度まで直行下げとなる可能性がある。
また、(非常に例外的な動きとなるが)、仮に26,500円で下げ止まることができなかった場合には24,000円を試す「上昇帯の巻き戻し」の展開となっても不思議ではないと見ている。
予想の詳細(バリエーション)については、上述の理由にて逐一記さないが「予想イメージ」の矢印を参考としていただきたい。
わが国においてもワクチン接種スピードの進展により、生活の正常化が近づいており、これまで経済正常化への期待での上昇分がいったん剥がれることが予想され、米国株安といった悪材料と東京市場の悪需給が重なった場合には、思わぬ安値の可能性も捨てきれないと見ており、好景気下での株安相場があり得る。
なお、筆者想定の調整入りとなった場合の日柄については、(要所でのテクニカルリバウンドは生じるものの)、本格的な反騰は早くて9月、長引けば11月まで待つことになる可能性があると予想している。
それぞれの日柄の根拠としては、9月は2/16・30,714円高値から半年後の信用期限の到来日となる8/16、11月は信用倍率が(現時点で)ピークに達した5/14から半年後の11/14を想定している。
日経平均が上昇するためには、テクニカル的には、足元の信用需給の改善と海外勢の先物買い、実体面ではコロナ明け後の企業業績の本格回復の事実確認が必要と見ている。
6/3(木)
6/4(金)
アムロについては、ラージ換算10万枚を超えるクロスとなっており、ソシエテについても、7万枚程度のクロスを有していると思われる。
このことから、(日々集計に大きな誤りがない限り)アムロがクロスを使って上を狙いに来ることは考えにくい。
(この点については。月曜の残高報告を注視する必要がある)
また、ソシエテとアムロがお互いに向こうを張って逆の手口を繰り出した場合には、両者の手口が打ち消し合うため方向感が出ず、相互に益が乏しいことから同方向の手口を繰り出してくる可能性が高いと見ている。
これらのことから、可能性としてはいったん下に振るケースが推測され、クロスの巨額から見ても、かなり下振れることが予想される。
(先物手口は日々公開されていることから、ソシエテ・アムロが束になって売ってきたところを買い向かう筋は乏しいと思われることから、一方向の動きになりやすい)
なお、自己クロスであることから、買い建玉で切り崩し、下方向のトレンドをつくった後は、利が乗った売建玉の買い戻しに入るため、日経平均は大きく切り返すことが想定される。
いわゆる「総悲観後の楽観」である。
ただ、今回の場合、アムロのオプションが下狙いに来ているため、MSQ前にこれらオプションのドテンができるならばSQ前に反転が訪れる可能性はあるが、通常であればSQ決済に回すと思われ、下向きのオプションをSQ決済とした場合、SQ前に期先コール買い等の反対ポジションを組成しない限り、SQドテン買いにはなりにくいと見ている。
また、先物についても、想定どおりSQに向けて下落した場合、SQ通過後の「ドテン買い前提の決め打ち」も危険である。
なぜなら、今回のクロスについてはほとんどを6月限で行っており、仮にクロス買いを売り爆弾に使用し、SQ前またはSQ通過後直ちに安値圏で先物買いを入れなかった場合、または6月限クロス売りを9月限にロールした場合には、SQ通過後のドテン買いは発生しないことが想定されるからである。
したがって、今週は日々の先物・オプション手口の些細な変化を注視していくことが必要となる。
なお、米国市場の見通しについては、昨日アップしたダウ平均予想のとおり、今週は高値波乱を想定しており、日経平均についても上述の巨額先物クロスの行方とともに難解な展開が想定される。
また、昨日追記した " G7 法人税の最低税率「15%以上を目指す」で一致 " については、バイデン大統領は21%提案から譲歩したと伝えられているが、改めて米国の法人税増税が意識されるされる展開となった場合、思わぬ安値となる可能性もある。
これらのことから、今週の日経平均予想レンジは高値目処は29,200円~29,300円、下値目処は直近上昇の38.2%押し・29,400円~29,600円と予想している。
週内の値動きとしては、週初29,100円~29,300円で堅調に推移した後、週央に反落するケースと、月曜の寄り付き後に反落(急落)するケースの2通りを想定している。
なお、SQ通過後に反転できない場合には、来週の米国MSQ週には、直近上昇の50%押し・28,280円付近、直近高値29,194円から1,000円を減じた28,194円、一部論者が指摘しているG7リスクが発生した場合には、目先的にも当該時点から1,000円~1,200円下落が予想される。
日経平均の中期予想については、先週記したとおり、上限29.400円~29,500円、目先的には、今週初の高値29.200円~29,300円付近が高値となる可能性があると見ている。
最新の2市場・信用取引残高(5/28申込み現在)についても、信用買い残は幾分減少したものの、依然として3.2兆円を維持しており、売り残は7,500億円と買い残の4分の1にも足りておらず、信用取引参加者の楽観の大きさを物語っている。
また、裁定取引については、6/2現在の金額ベースで、売りポジション810,769百万円に対し、買いポジション549,648百万円の売り長となっており、信用残に見る楽観とは対極となっている。
加えて、海外勢の先物手口(建玉)は、ゴールドマン・Cスイスともに小幅ながら売り越し、買い筆頭のソシエテについても2月中旬の約12万枚買い越しから現在の約6万枚買い越しと持ち高を半減させており、買いに傾くには未だ日柄・材料ともに不足を感じる。
これらのことから、先物海外勢は "Sell in May and go away, and come on back on St. Leger’s Day(5月に売って9月まで戻ってくるな)" を実践していると見られ、一方で個人の信用買いに見る楽観から、下を見に行く可能性があると見ている。
中期予想レンジとしては、先週の予想から変更がないため(また、長文でのタイプ疲れのため)、先週掲載の「予想イメージ」を再掲する。
目先、28,400円を割れた場合には27,500円または26,500円程度まで直行下げとなる可能性がある。
また、(非常に例外的な動きとなるが)、仮に26,500円で下げ止まることができなかった場合には24,000円を試す「上昇帯の巻き戻し」の展開となっても不思議ではないと見ている。
予想の詳細(バリエーション)については、上述の理由にて逐一記さないが「予想イメージ」の矢印を参考としていただきたい。
わが国においてもワクチン接種スピードの進展により、生活の正常化が近づいており、これまで経済正常化への期待での上昇分がいったん剥がれることが予想され、米国株安といった悪材料と東京市場の悪需給が重なった場合には、思わぬ安値の可能性も捨てきれないと見ており、好景気下での株安相場があり得る。
なお、筆者想定の調整入りとなった場合の日柄については、(要所でのテクニカルリバウンドは生じるものの)、本格的な反騰は早くて9月、長引けば11月まで待つことになる可能性があると予想している。
それぞれの日柄の根拠としては、9月は2/16・30,714円高値から半年後の信用期限の到来日となる8/16、11月は信用倍率が(現時点で)ピークに達した5/14から半年後の11/14を想定している。
日経平均が上昇するためには、テクニカル的には、足元の信用需給の改善と海外勢の先物買い、実体面ではコロナ明け後の企業業績の本格回復の事実確認が必要と見ている。