2021-07-11

今週及び今後の日経平均予想(7/11)



 今週の日経平均予想

 
週末・金曜の日経平均は、前日比で一時-700円安、先週末比では-1,400円近くの大幅安となったことから、  週末を意識した売り方の買い戻しと、値頃感からの買いが集まり、大きく切り返して引けた。

時間外に入ってからは、東京市場の反発を好感した欧州株高 → 米国株高へと繋がり、日経先物ナイトの終値は28,510円と金曜終値を600円近く上回って引けた。

これにより、来週月曜の日経平均は28,500円近くで始まった後も買戻しの流れとなることが想定される。

ただし、上値追いは続かず、その後は28,500円近辺での膠着と予想している。

それは、7/8に空けた窓が28,480円~28,610円付近に位置していることから、窓埋め未達、または窓埋め完了と、急激な上昇に対する警戒感から、上値の重さが意識されることになると見ているからである。



また、金曜の記事に貼付したとおり、アムロ・ソシエテが8万枚を超える超大口先物クロスを金曜に建てていることから、高値ではクロス買いの利益確定売りが出やすく、まとまった売りをぶつけて大きく下方に振れた場合には、クロス売りの買い戻しにより、上方向への戻りが生まれやすいと見ている。

(なお、必ずしも金曜のように一日で完結するとは限らず、ツナギを入れることもあり得る)

そのような乱高下の動きが東京時間に示現される可能性がある一方で、月曜は高値膠着で終え、米国市場が高寄り後の反動安となり、翌日の日経平均がギャップダウンの形となる可能性もあると見ている。(むしろ、このパターンの可能性が高いのではないかと見ている)

なお、火曜日にギャップダウンの形となった場合には、アムロ・ソシエテの超大口・先物クロスの影響は大きく、米国市場の動き次第では、金曜の上昇分を1日で取り消す動きとなってもおかしくないと見ている。

ただ、こういった極端な動きとならなかった場合には、通例としては、金曜安値からの上昇に対する半値押し~3分の2押し・27,500円~28,000円程度が下押し目途となり、しばし金曜からの上昇トレンドが継続となることが想定される。


いずれにしても、反動安があると見るのが一般的な見方であり、下押し幅がどの程度になるかが焦点となるが、筆者想定どおり、来週半ばにかけて反動安が生じた場合にはRSI(14)が売られ過ぎ圏の30%以下(理想的には20%以下)への低下が切り返しポイントに可能性が高いと見ている。

ただ、週末時間外での反発により、安値からの上昇幅が月末までに想定される1,000円超を達成したため、下押し幅が軽度であった場合は、RSI(14)の低下は見込まれず、月末に向けての上昇幅も限定的になると見ている。

なお、今週後半も28,000円~28,300円台でのもみ合いが続いた場合は、想定される月末高も瞬間的なものにとどまり、月末の想定25日線・28,300円を一時的に上回る程度になるのではないか?と見ている。


つまり、現状の日経平均・TOPIX指数は、上値を買い上がる向きは乏しく、売られ過ぎのリバウド狙いでしか買いは集まらないと見ている。

これらのことから、今週の日経平均の予想レンジについては、
上値目処は28,600円付近にとどまると見ており、下値目処は27,800円~28,000円程度と見ているが、米国市場動向次第では金曜安値付近、または金曜安値を
割り込む26,800円~27,200円もあり得ると予想している。

なお、今週後半に28,000円を割り込む下押しとならなかった場合には、売られ過ぎの到来は8月中旬~下旬(厳密には9/3)まで待つことになると思われるが、この場合も、上昇余地の乏しい、もみ合いに終始すると見ており、売買タイミングは難しいと予想している。



 今後の日経平均予想(短中期予想)


引き続き、下図のとおり、足元は24,000円からの上昇に対するレンジ内での調整が続くと予想している。

なお、このレンジ内の調整は緩やかな下方トレンドを描きながら、10月下旬まで続くと予想している。



なお、筆者が描く短期的な予想イメージは次のとおりとなる。

7月末で高値から下方転換となり、8月中下旬に安値示現(中旬~下旬にかけて安値もみ合い)となり、8月末に反発するも一時的なものにとどまり、9/3に向けて大きく下押しするといった乱高下に近いもみ合となるのではないか?と予想している。


もみ合いの最終局面は10月下旬と見ており、10月初旬の安値示現から急伸するも10月下旬に下方転換し、これがもみ合い放れの始点となり、レンジを下抜けた後も下落が続き、日経平均は26,000円または24,000円に向かうと予想している。

理由としては、今年1月の27,000円台から30,700円台への急伸過程において、海外投資家は先物持ち高を減らしている。

また、足元では他国に比べて日本株の出遅れが顕著(インドSENSEXは年初来高値更新)であるにもかわらず、買いを積む動きが限定的であることや国内投資家による信用買い残の厚みから、レンジでの保ち合いは下放れる可能性が高く、そのトリガーになるのが、秋に予定されている解散・総選挙になると見ている。

なお、日々観測している先物手口にて海外勢が買いを積み始める兆候が現れるならば、日本株の上昇示唆となるが、おそらく転換点は来年3月まで待つことになると予想している。

(まだ先のことは不確定要素が多いものの、現時点のイメージとしては) 形状的には、昨年のようなV字回復型ではなく、底練り型となり、本格上昇開始は来年6月頃と見ている。

※22:00追記

先物手口に「取引枚数」欄を追加。上表は金曜の先物手口。アムロ・ソシエテの取引枚数が群を抜いて多くなっており、先物クロスの痕跡がわかる。

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