2021-07-04

今週の日経平均予想(7/4)

※普段は「今週の予想」と「中期予想」を合わせて掲載していますが、今回は中期予想を書くのに時間を要したため、「中期予想」については別途アップしました。 



【今週の日経平均予想】

   

注目の米雇用統計は、市場予想の70.0万人に対し、 85.0万人 と強めの数字となったものの、失業率がやや悪化し、賃金の伸びも予想を下回ったため、総合的には中立からやや弱めと見られる。

この結果を受けた米国市場(主要3指数)は筆者想定の「直近の需給に沿う展開」となり、売り方の買い戻しと思われる上昇で週を終えた。

なお、週末の日経先物は米国株高にもかからず、現物終値に対し30円ほど安く(先物現物価格差の補正済み)返ってきている。

これは、先週末に記したように、ただでさえ上値の重い日経平均が木曜・時間外での欧州株安を受けて、よりチャートが悪化しているためである。

具体的には、下図60分足のとおり、日経平均が200MAに頭を抑えられているのに対し、ダウ平均は200MAは価格の上で推移しているためである。



仮に、日経平均CFD60分足の25MA・75MAが200MAを上抜くことができれば、60分足チャートの好転により、120分足での上昇に結びつける余地が生まれてくるが、足元の弱さは日足チャートの弱さから生じていると思われることから、おそらくは困難なことであると見ている。

なお、日経平均・日足チャートでは、引き続き5-25-75日の主要移動平均線をすべて下回っていることに加え、75日線がラウンドトップから、やや下向きに変化する兆しを見せており、仮にこのまま下降を続けた場合、中期的な調整に向かう可能性が生じている。

ただ、目先は、売り買い拮抗とも言えるため、売られ過ぎでは買われるレンジ相場になりやすいと見ている。


したがって、今週の日経平均の見通しについては、先週からの予想に変更はなく、週明け・月曜は反発から始まるものの、売りに押され小幅安程度での大引けとなり、早ければ火曜日の場中、または時間外には下に向かうシナリオをメインシナリオと見ている。

なお、筆者想定どおりに週の早い段階で値幅下落となったとしても、週後半には持ち直すと見ているが、来週末のSQ通過のタイミングで再度下向きとなり、翌週央まで下押しが続く可能性があると予想している。

これは、日経平均RSI(14)は足元で44.12%と中立よりもやや売られ過ぎ圏にあるが、現状の推移が続いた場合、再来週7/15には19.19%の売られ過ぎに達する見込みであることから、この前後の7/14-16付近は転換の重要日柄になりやすいと見ているためである。

想定される再来週の下値目処についての現時点での予想は難しいが、今週の安値が28,500円~28,600円にとどまるならば、200円程度を減じた28,300円~28,400円が下値目処と見ているが、売り仕掛けが入った場合は28,000円前後が下値目処になると見ている。

筆者想定どおりに今月中旬に反転となった場合、月末付近までは強地合が続くと予想いるが、月末近くか、または28,800円~29,000円接近では反発終了となる可能性があると見ている。

なお、先週は米雇用統計に衆目が集まったが、本邦においても重要な二つの指標の発表があった。

一つは、年金基金(GPIF)の2020年度の運用実績報告と、もう一つは日銀マネタリーベースの発表であり、これらについては、後刻、別途アップ予定の「中期予想」に詳述予定です。

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