注目のジャクソンホール会議でのパウエル議長発言については、筆者が1ヶ月以上前から記していた「テーパリングは開始するが、利上げはまだ先」の予想どおりの結果となった。
このため、昨夜のダウ平均は警戒感が払拭されたことによる買いが優勢となり、前日の-198ドル安を覆す242ドル高・35,455ドルの大幅高で引けた。
ただ、筆者予想が的中したように、ジャクソンホールについては市場では既に織込済みと思われ、昨夜の上昇は、目先の売り方による買い戻しの範囲内と見ている。
テクニカル面においても、ダウ平均・日足チャートでは前日の陰線を越える陽線引けとは言え「鯨幕」であり、MACDのゼロラインでの攻防(もみ合い)は継続している。
また、ストキャスティックスについても、買われ過ぎ圏からの低下が続いており、目先、高値があったとしても限定的と見ている。
また、ナスダック総合指数については、1.23%高とダウ平均の0.69%高を超える上昇率となり、史上最高値を更新した。
(これも、かねてより筆者がナスダックはダウに比べて相対的に堅調に推移するとの予想どおりとなった)
ただ、MACDは直近の高値を超え、6月~7月のピークに近づいており、直近の急騰を考慮すれば、スピード調整が起きやすい需給になっていると見ている。
これらのことから、8/30週のダウ平均・ナスダックは、ともに利益確定売りが先行する形で推移しやすいと見ている。(他の側面からの考察は次項に詳述)
よって、8/30週のダウ平均の予想レンジは高値目処が35,500ドル~35,600ドル、安値目処は35,000ドル~35,100ドルと予想しており、週初高・週末安を想定している。
今後のダウ平均予想(短中期予想)
3月以降のダウ平均の推移を見ると、下図のとおり、高値を打った後は50%押し、または61.8%押し後に再度上昇トレンドに回帰しており、足元においては同様の短期的な下押しを挟みながらの上昇を示現すると予想している。
なお、足元は直近上昇に対する38.20%押しを達成しているものの日柄不足と見ており、短期的に50%押し・34,500ドル、61.8%押しの34,200ドル程度の調整があると予想している。
また、下図はS&P500の日足チャートとなるが、直近での出来高が減少傾向にあり、直近の推移から見てもスピード調整の可能性があると見ている。
なお、毎土曜に更新している「ダウ平均予想イメージ」のアップデート版は次のとおりとなる。(赤字が今回修正・追加部分)
直近の反発が筆者想定よりも高くなったが、日柄はほぼ一致している。(今後の予想についても日柄に変更はなく、詳細日柄の追加と値幅位置を修正した)
足元は9/3または+3~4営業日を下値の日柄と見ており、いったん反発後に1週間程度の反落を経て9月下旬に向けて上昇すると見ている。(ただ、9月下旬の高値後は10月初旬に向けて反落する流れを想定している)
なお、9/3または+3~4営業日が向こう1ヶ月の下値になると見ており、10月安値後は10月末に向けて堅調な相場になると予想している。