2021-08-08

今週の日経平均予想(8/8)



今週の日経平均予想

注目の米雇用統計は、昨日記したとおり見かけ上は強い結果となったが、実態は長期離職者の就業復帰が雇用増を生み、直近の離職者については就業がままならない「斑(まだら)模様」の回復と見ている。

また、ロイターによれば「8月の増加幅には、国勢調査のため臨時雇用された23万8000人が含まれる」との見解もあり、必ずしも発表数値どおりの堅調さを維持しているとは言いがたいと思える。

(週末・金曜の米国市場がダウ平均の0.41%高に対し、S&P500が0.17% 高にとどまったのは、週末要因に加えて、このあたりの懸念が潜行しているためと見ている

なお、週末・時間外のCME日経平均は27,890円と日中取引終値の70円高と、ダウ平均の上昇に対してはやや劣後した動きとなっている。

もっとも、直近の日経平均はダウ平均との連動性が薄れており、時間外で(先物やCME)が買われた翌日においても大幅安で終わるケースがあり(逆もあり)、日経平均・TOPIXは東京市場の需給に従った値動きとなっている。

遡れば、日経平均は今年2/16に30,714円のザラバ高値以降、調整局面となっており、2/16高値の信用期日到来は8/16となる。


なお、2/5の日経平均は20,500円台であったが、
2/16高値までの9営業日で日経平均は約1,200円上昇しており、この間の売買代金はほぼ連日、3兆円超えの大商いとなっている。

このことから、2/5-2/16の信用買いもかなり高水準となっていることが想定され、足元の8/5~8/16にかけては連日、信用期日の到来により、ダウ平均の上昇に連動できないことが続くことは理に適ったことと見ている。

なお、2/16、3/18、4/6の各高値を基準とした移動平均線は下図のとおり、28,700円~28,900円と、足元の価格から約1,000円上方となっており、売り圧力が高いこともダウ平均に追従できない予想と見ている。


これらのことから、目先的にも、8/16の信用期日の到来前後までは日経平均の上値は重いと見ており、今週の
日経平均においても高値は売られやすいと見ている。

また、短期目線においても、日経平均・日足チャートでは、引き続き200日線を下回って推移していることに加え、下降中の25日線・28,040円が迫ってきており、上値圧迫要因として働くと見ている。


また、東京市場の実勢をより現わしているTOPIXのストキャスティックスについては、週末・金曜は下降と弱い動きを見せており、仮に今週の休場空けでストキャスティックスが50%割れとなれば、下降の勢いがつきやすくなると予想しており、日経平均も連れ安となる可能性が生じている。


これらのことから、引き続き、筆者想定のメインシナリオどおり8/6または、場合によっては休場明けの8/10が目先の高値日となり、今週は下押し週間となる可能性があると見ている。

ただし、先物の取引高が薄いことから大きく値下がりする可能性は小さいと見ており、週間予想レンジについては下値目処は28,500円~28,500円27,300円~27,500円前後、高値目処は29,900円前半と予想している。

※毎日曜に掲載している「短中期日経平均予想」については、(記事作成)時間が足りなくなってしまったため、明日の掲載とする予定です。

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