2021-09-05

今週及び今後の日経平均予想(8/5)



 今週の日経平均予想


先週末の日経平均は、管首相が今月に行われる自民党総裁への立候補断念の意向が伝わったことから、政策期待や内閣支持率の上昇による衆議院選挙での自民党候補者の善戦期待(単独過半数割れによる不透明感の払拭)から、一気に上昇し、金曜の先物ナイトでは29,640円高値まで上昇した。

これにより、月曜の日経平均は金曜終値に対し500円高・29,600円台で始まる公算が高く、売り方の踏み上げも想定されることから、29,800円程度まで上昇する可能性がある。

ただ、買い戻し一巡後は急激な上昇に対する警戒感から利益確定売りが出てくると思われ、29,500円~29,700円でのもみ合いを想定している。

なお、今週の東京市場はメジャーSQとなることから、早ければ火曜日あたりから先物の期先へのロールが本格化するため、ロール(期近売り・期先買い)に際しての日中足の乱高下も想定される。

週末SQに向けては、高値を取ってくるとの見方ができる一方、2月高値以降の先物参加者薄からSQ参加者も限られると見ており、SQ決済よりも目先の利益確定売りが優先すると想定していることから、週末に向けてはやや弱含む方向に動くのではないかと見ている。

したがって、今週の日経平均の予想レンジは高値目処が29,800円~29,950円、下値目処は29,200円~29,350円と予想している。

なお、今週の安値目処は直近上昇に対する23.6%押し(下図)を想定しているが、来週には38.2%押し・28,900円~29,000円を想定している。


(10月までを見通した場合には、後述するとおりもう少し下値が広がると見ている)





 今後の日経平均予想(短中期)予想


上述のとおり、管首相の総裁選立候補断念により、日経平均は上値の重石が一気に外れ、29,000円台を回復し、時間外では29,600円台に乗せており、今週は29,200円~29.950円での推移が予想される。

これにより、2月から半年にわたる弱もみ合いレンジを上抜きかけているが、果たしてみのまま上昇トレンドに乗ることができるか否かが今後の焦点となる

コロナ下落以降の急騰局面では、その後も上昇が続くことが多かったが、筆者予想では、今回についてはややもたつくと見ている。

やはり、先週も記したように日足・移動平均線が25日線が200日線よりも下方に位置しており、200日平均の買い方の利益確定が勝ると見ているからである。
 

また、MACD・ストキャスティックスともに買われ過ぎ圏に入っていることも上値が重くなる要因になると見ている。

週足チャートにおいても、26週線が最上位となり、13週線・6週線と逆相位となっていることも中期投資家の売りにより上値が抑制されやすいと見ている。

また、日々観測している先物手口においては、直近の上昇局面では買い方が利益確定売りを出しており、月曜以降の高値局面においても、買い乗せよりも利益確定売りを出してくると想定していることも理由の一つとなっている。

ただ、先週後半の急騰により日経平均のレンジは二段程度切り上がっており、順当であれば28,000円が今後の下値の節目として意識され、仮にショック安的な急落となっても、27,000円接近は遠ざかったと見ている。

これらのことから、短期的なレンジとしては直近上昇の38.2%押し~50%押しが下値目処になると見ている。(今週のレンジは上述のとおり

価格帯としては下図・左の28,200円~28,600円が9月相場の下値目処と予想している。


なお、毎日曜に更新している「日経平均予想イメージ」については、下図のとおり、値幅調整を行うとともに、日柄の修正と絞り込みを行った。(朱記が今回の修正部分となる)

基本的な変化日には変わりがないため、修正は直近上昇による値幅修正にとどまっている。

米国市場は9/17の米メジャーSQは高いと見ているが、SQ前にはいったんの下押しを想定しており、日経平均においても同様のタイミングで直近の急騰に対する調整が入った後、9/17に向けて再上昇すると予想している。

ただ、米メジャーSQ通過後は、程なくして反落し、9月末に再度の下値試しとなると見ている。

なお、自民党総裁選の投開票が行われると予想される9/29以降は、新総裁決定の不透明感払拭により、いったん反発すると見ているが、反発は長くは続かないと見ている。

そのため、10月初旬には来る衆議院選挙への不透明感により、再度下押しに向かった後、衆議院議員総選挙公示日前後を境に政策期待により急伸すると予想している。

同選挙後は、続伸またはいったん反落も、その後は再度上昇すると見ており、いずれにしても選挙後から年末までの間に年初来高値を更新する可能性が高いと見ている。

これは、現時点では選挙は11月上旬~中旬が有力とされていることから、12月の年末高アノマリーに乗りやすいと予想しているためである。

スポンサーリンク