2021-11-12

今後の日経平均予想(11/12)



1. 本日の相場概況

   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均  29609.97 +332.11
  TOPIX     2040.60 +26.30
  出来高     13.2億株 
  売買代金  2.94兆円 
  
・RSI (9) 日経平均    48.87    
           TOPIX      48.68       
・RSI(14) 日経平均    65.74       
          TOPIX      61.27

・騰落レシオ  95.55



2. 先物手口集計・考察

 データの集計方法の詳細 → こちら


売り越し建て玉のゴールドマンは1,500枚を買い戻している一方、同じく売り越し建玉のソシエテは3,900枚の大口売り乗せとなっており、建玉を1万枚売り越しに乗せている。

(アムロの買い越しについては後述)


また、バークレイズに次ぐ買い方のJPモルガンは、2.250枚の買い乗せとなっているが同じく買い越し組・三菱UFJモルガンは売り買い交錯となっている。

国内勢は様子見・売り買い交錯となっており、売り越し組のみずほも目立った手口を出していない。




 ABNアムロのオプション手口

 (本日は12月限オプション手口の公表初日のため、手口のみの紹介となります)

 コール売り・プット買いのかなり弱気の手口となっているが、先物は3,000枚の買い越しとなっている。




3. 日経平均の予想コメント 

本日の日経平均は、筆者は「もみ合い」を想定していたが、寄り後に先物にまとまった買いが入って急伸し、29,660円まで上昇した。

その後も堅調な動きが続き、日経平均終値は332円高・29,609円の大幅続伸となった。

これにより、昨日記した今回の上昇波動における上値目処29,500円~29,800円水準に入った。

ただ、昨夜のダウ平均終値は35,921円と、一昨日に記した目先の下値目処35,800ドル~35,900ドルに近づいている一方、ナスダック総合指数は0.52%上昇ながら陰線で終えており、S&P500についても0.15%と小幅な上昇にとどまっており、投資家の目線が揺れている印象が拭えない。


なお、ダウ平均は3日続落後の週末であることから買い戻しが入りやすい環境にあると見ている。

ただ、ダウ平均を始めとする米国主要3指数の日足ストキャスティックスについては依然として下げ余地を残していることから、目先反発となっても、その後に下値模索となる可能性があると見ており、反発一巡後は利益確定売りが入りやすいと見ている。

(ダウ平均の下値目処としては35,800ドルを割れた場合には35,500ドル付近がサポートラインになると見ている)

したがって、日経平均についても、かねて記しているとおり、この反発はあくまで「いったんの反発」と見ており、通例であれば決算発表が一巡する来週後半 (早ければ来週前半)から今月下旬にかけて再度下押しと予想している。

日経平均の反落予想が的中した場合の下値目処としては、引き続き28,800円~28,900円の可能性があると見ているが、本日現在で6週線が29,200円までせり上がってきていることを考慮すれば、29,100円~29,200円が下値目処となり、米国主要3指数の反発に合わせて年末相場に向かう可能性があると予想している。
                            
20:50追記
なお、本日、先物大口売り越しとなったソシエテは1,000枚を超えるコール29,500を買い付けており(12月限残高は月曜夕刻にならないとわからないが)、今後、日経平均は、急騰・急落または急落・急騰のボラタイルな値動きになる可能性がある。


                            
11/14(日)追記
下表は月間の投資主体別売買動向(11月は第一週・年間計)となる。※21:30:年間計を追加


日経平均が9/14に3094円の戻り高値をつけた前後に年金(信託銀行)や個人現金の2兆円を超える売りにより日経平均は下押しを余儀なくされている。

特に「個人現金」の売りは、30年前の38,957円高値で買った当時壮年・現在の高齢層の換金売りと思われることから、いわゆる「売り切り」の一方通行になりやすいと推測している。

なお、年間での「個人現金」の売りは2.7兆円・投資信託の売りは1.4兆円の計4兆円を超える売り(いずれも筆者集計値)となっており、高値では引き続き換金売りが出てくると見ている。

一方、「個人信用」は年間で3.3兆円の買い越しとなっており「個人現金」や「投信」の売りを吸収している形となっているが、上値の重さにつながっている。この需給要因がレンジ相場が続くのではないかと見ている要因の一つでもある

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